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暗い廊下を快適にする照明リフォームの工夫とは?

家の中で意外と見落とされがちなのが「廊下の照明」。
朝や夕方、特に窓のない廊下は薄暗くなりがちで、家全体の印象を暗くしてしまうこともあります。足元が見づらくなれば転倒リスクも高まり、高齢のご家族がいる場合は注意が必要です。

本記事では、暗い廊下を明るく快適に変える照明リフォームの具体例と工夫、また費用や注意点について詳しく解説します。


1. なぜ廊下が暗くなりやすいのか?

● 採光が不十分

  • 外壁と接していない廊下には窓がない
  • 引き戸や壁で仕切られていて光が通りにくい

● 昔の照明が非効率

  • 電球色の暗い白熱灯や蛍光灯を使用している
  • 光の向きや広がりが悪く、明るさが均一でない

● 照明の配置が不適切

  • 中央に一灯あるだけでは、足元や壁際が暗くなる
  • 長い廊下に照明が1つでは、影ができて危険

2. 明るい廊下にするためのリフォームアイデア

【1】LED照明に交換して明るさアップ

最新のLED照明は、少ない電力で高い明るさを実現できるうえ、色温度も選べます。
「昼白色(ナチュラルな白)」を選ぶことで、廊下をすっきりと清潔な印象に。
省エネ性能にも優れ、長寿命のため、交換の手間も減らせます。

LEDダウンライト(埋め込み型) を複数設置すれば、スッキリ明るくムラのない照明に。


【2】センサー付き照明で自動点灯

  • 人感センサー付き照明なら、人が通ると自動で点灯し、しばらくすると自動消灯
  • 手動スイッチ不要で夜間も安全。特に小さなお子様や高齢者におすすめ
  • 電気代のムダも防げる

【3】間接照明・足元照明を活用

  • 足元にやわらかく光る照明を設置することで、安心感がアップ
  • 壁面や天井に向けた間接照明(ブラケットライト)を使えば、空間全体がやさしく照らされる

廊下のインテリア性も向上し、高級感ある空間に


【4】壁・天井の色を工夫して光を反射

照明だけでなく、壁や天井の色が暗いと、せっかくの光も吸収されてしまいます。
リフォームの際には「白系」「明るいベージュ」など、反射率の高い色を選ぶと効果的です。


【5】室内窓や採光ドアで自然光を取り入れる

  • 隣の部屋と廊下の間に*「室内窓」*を設置すれば、明るい部屋の光を取り込める
  • 光を通すスリット入りのドアや、ガラス入りの建具に変更するのも効果的

自然光を活かしたリフォームで、電気に頼りすぎず快適に


3. 照明リフォームの費用目安と工期

リフォーム内容費用目安工期
LED照明交換1~3万円/箇所半日~1日
センサー照明の新設2~5万円/箇所1日程度
足元照明・間接照明3~10万円/箇所1~2日
室内窓の設置8~15万円2~3日
壁紙・天井クロスの張替え5~10万円1~2日

※費用は目安であり、廊下の長さや既存配線の有無によって変動します。


4. 失敗しないための注意点

  • 明るさのバランスに配慮:明るすぎると眩しさ・違和感を感じることも
  • 電球の色温度を統一:昼白色と電球色が混在すると空間にちぐはぐ感
  • 照明の高さや向きも重要:影ができないよう配光計画を立てる

また、家全体のリフォームに合わせて廊下照明も見直すと、より効果的です。


まとめ

暗い廊下は、安全面だけでなく心理的な影響も大きい場所です。
照明を見直し、センサー・間接照明・壁の色などを組み合わせることで、驚くほど快適で明るい空間に変えることができます。

「光」は、家の印象や住み心地を大きく左右する要素。
後回しにせず、家族全員が安心して暮らせる空間づくりを目指しましょう。


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次回予告

次回は「家全体の劣化を放置すると起こる暮らしへの悪影響」について、放置が招く構造・生活・資産価値へのリスクを詳しくご紹介します。お楽しみに!