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老朽化した家を守るために必要な定期メンテナンスとは?

築年数が経った家ほど、「大がかりな修繕が必要になるのでは?」と不安になる方は多いでしょう。しかし、老朽化=即リフォームとは限りません。

実際には、定期的なメンテナンスを行うことで、家の寿命を延ばすことが可能です。
この記事では、老朽化が進んだ住宅にこそ必要なメンテナンスの考え方と、具体的な内容、そして費用感まで詳しく解説します。


1. なぜ定期メンテナンスが重要なのか?

● 放置=リフォーム費用の爆発的な増加

老朽化の兆候に早く気づき、手を打つことができれば、修繕の範囲を最小限にとどめられます。
逆に放置すれば、雨漏り・シロアリ被害・耐震性の低下など、構造に関わる大きな問題に発展し、高額なリフォームが必要になります。

例えば…
「外壁塗装の劣化を放置して雨水が浸入 → 柱の腐食 → 骨組み交換で200万円超」
というような事例も。


2. 定期メンテナンスの基本サイクルと項目

住宅の部位ごとに、メンテナンスが必要になる時期は異なります。以下は、主なメンテナンス項目と目安時期です。

項目メンテナンス時期内容
外壁約10年ごと塗装の塗り替え・ひび割れ補修
屋根10〜15年ごと防水シート交換・瓦のズレ確認
サッシ15年〜建付け調整・シーリング交換
床下5年〜シロアリ点検・防蟻処理
配管20年〜漏水チェック・老朽管の交換
設備機器10〜15年給湯器・トイレ・換気扇の交換
耐震性築20年以上耐震診断・補強工事の検討

3. 老朽化サインを見逃さないチェックポイント

以下のような変化に気づいたら、家の劣化が進行しているサインです。

外観

  • 外壁にチョーキング(粉吹き)がある
  • コーキングの割れ・剥がれ
  • 屋根に苔やヒビ割れが見える

室内

  • 床がきしむ・沈む
  • 壁紙に黒カビやシミ
  • サッシの隙間から風が入る
  • 給湯器の調子が悪い

水回り

  • 水圧の低下
  • 蛇口の水漏れ
  • 排水溝の臭い

4. メンテナンスの優先順位と考え方

老朽化が進んでいても、すべてを一気にリフォームする必要はありません

まずは「家の健康診断(住宅診断・インスペクション)」を受け、劣化の程度・優先度・修繕範囲を把握しましょう。

● 優先すべきは“構造”と“水の問題”

  • 耐震性に関わる部分(基礎・構造)
  • 雨漏り・配管の漏水など、水に関わる問題
  • シロアリや湿気が原因の腐食

これらは放置すると深刻なダメージを引き起こすため、最優先で対応が必要です。


5. メンテナンスの費用相場

以下は、一般的な戸建住宅でのメンテナンス費用の一例です(目安)。

項目費用相場
外壁塗装80万〜120万円
屋根防水工事50万〜80万円
シロアリ防除10万〜30万円
給湯器交換15万〜30万円
トイレ交換15万〜25万円
耐震補強工事100万〜300万円以上

6. 補助金や助成金を活用しよう

国や自治体では、「住宅の長寿命化」を目的とした補助金制度があります。

  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業
  • 住宅省エネ2025キャンペーン
  • 各市町村の耐震補助制度

など、数十万円〜100万円以上の補助が受けられるケースもあります。リフォーム前には必ず確認しましょう。


7. メンテナンスのすすめ方

【ステップ1】無料相談・住宅診断を受ける

築年数に応じた診断内容で、現在の劣化状態を“見える化”

【ステップ2】予算に応じて段階的に対応

劣化の程度に合わせて、優先順位の高い部分から順に改修。ローンや補助金も検討。

【ステップ3】定期チェックを習慣化

修繕後も、5年・10年ごとの再点検を続けることで、快適で安全な住まいが維持できます。


まとめ

老朽化した家を守るためには、大きなリフォームより、継続的なメンテナンスが重要です。
「まだ住めるから大丈夫」と思っていても、見えないところではダメージが進んでいるかもしれません。

今からでも遅くありません。
定期的な点検と、段階的なメンテナンスで、安心・快適な暮らしを長く続けていきましょう。


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住所:静岡市葵区瀬名川1‑27‑53
電話:054‑261‑2807(10時〜17時)
社長直通:090‑6587‑4713

施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市


次回予告

次回は、「耐震補強と断熱改修を同時に行うリフォームのメリット」について詳しくご紹介します。