
変形したり古くなった窓枠で隙間が目立つようになった理由とは?
室内の温度低下・結露・騒音…すべて“劣化した窓枠”が原因かもしれません
見逃されがちな「窓枠の劣化」による寒さの正体
長年使っている家で、なんとなく「最近、窓辺が寒い」「風が入ってくるような…」と感じたことはありませんか?
その原因の多くは、窓ガラスではなく、窓“枠”の劣化や変形にあります。
特に築30年以上の住宅では、アルミサッシの歪みやコーキングの劣化によって、
隙間風が入り込みやすくなる状態がよく見られます。
窓枠が変形・劣化する主な原因
- 木製枠の乾燥・収縮
- アルミ枠の経年による歪み・たわみ
- パッキンやモヘア(すき間を防ぐ部材)のへたり
- 外壁と窓枠のコーキング材のひび割れ
- 地震や台風などによる微細なズレ
これらが重なると、見た目にはわかりにくくても、
実際には数ミリの隙間から冷気や湿気が侵入しているケースが多いのです。
放置すると起こる問題とは
劣化した窓枠をそのままにしておくと、以下のような住宅トラブルにつながります。
- 室内の温度低下(暖房効率の悪化)
- 結露の発生とカビの繁殖
- 外の音が入りやすくなり防音性が下がる
- 雨風の侵入で木材が腐食する可能性も
- 光熱費が上がる(断熱不良による空調負荷)
つまり、「ちょっとした隙間」が、「暮らし全体の快適性」を損なっているということです。
対策①|窓枠ごと交換する「窓リフォーム」
最も根本的な解決策は、窓枠ごと新しい樹脂製サッシに交換すること。
現在の住宅に合わせて、断熱性・気密性が高い窓にすることで、
冷暖房の効率を大きく改善できます。
特に内窓(二重窓)や、Low-E複層ガラスといった高性能な窓との組み合わせで、
冬の冷気・夏の熱気・騒音対策まで一挙に解決できます。
対策②|簡易補修で応急処置する方法も
費用を抑えたい場合は、以下の方法でも一時的な改善が可能です。
- 窓用モヘアの交換(ホームセンターなどで購入可能)
- コーキング剤での隙間補修
- 窓枠のパッキン交換
- 隙間風防止テープを貼る
- カーテンや断熱シートで窓辺を覆う
ただし、根本的な解決には至らないため、長期的にはリフォームを視野に入れることをおすすめします。
長く住む家こそ「窓周り」の見直しが重要
家の断熱性能は、「屋根・壁・床・窓」の4要素で構成されますが、
中でも最も熱が出入りするのが「窓」。
特に古い家ほど、断熱対策がされていない窓枠が多く、
住み心地や光熱費の面で大きな損をしている可能性があります。
住まい全体の断熱性能を高めるためにも、
窓リフォームは「今ある家を快適にする第一歩」です。
次回予告
【屋根や外壁のひび割れが増えてきている気がする理由とは?】
目に見える劣化のサイン。放置すれば雨漏り・腐食・断熱低下の三重苦に。
プロが教えるチェックポイントと対応策とは?
資料請求・ご相談はこちらから
かおり木工房|静岡の注文住宅専門工務店
- 住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
- 電話:054-261-2807(受付 10時〜17時)
- 社長直通:090-6587−4713(「HPを見た」とお伝えください)
- 施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市