
トイレリフォームを検討する際に気をつけたい点とは
毎日使うトイレは、家族全員が快適に使える空間でありたいものです。
しかし「ただ新しい便器にすればいい」と思ってリフォームを進めると、使いづらさや後悔につながることも。
この記事では、トイレリフォームを成功させるために事前に確認しておきたい重要なポイントを解説します。
1. リフォームの目的と優先順位を明確にする
まず、「なぜトイレをリフォームするのか」を明確にすることが大切です。目的によって選ぶ設備やデザインが大きく変わってくるため、以下のような点を整理しましょう。
- 水道代を抑えたい(節水)
- 掃除しやすくしたい
- デザインを一新したい
- 高齢化に備えて安全な設備を導入したい
- 圧迫感のある空間を広く見せたい
目的を明確にしておくことで、打ち合わせや見積もり時にブレることなく、希望通りのトイレ空間が実現できます。
2. 設備選びで見落としがちな注意点
タンクあり・なしの違い
最近はスッキリしたデザインのタンクレストイレが人気ですが、設置には水圧や電源条件が関わります。停電時の使い勝手なども含めて検討しましょう。
フチなし便器の選び方
掃除がしやすいという理由で選ばれることが多いですが、形状によっては水の飛び散り方や流れ方に違いがあるため、実物を確認してから選ぶと安心です。
排水方式に注意
トイレには「床排水」と「壁排水」があり、住宅の構造によって使える方式が決まっています。誤って合わないタイプを選ぶと設置できないこともあるため、現地確認は必須です。
電源の有無を確認
ウォシュレットや暖房便座などを設置する場合、トイレ内にコンセントが必要です。ない場合は電気工事が必要になり、費用や工期に影響が出ます。
3. 内装・床材にもこだわりを
トイレは床や壁にも汚れや水が飛び散りやすい空間です。設備だけでなく、内装の素材や仕様にも気を配りましょう。
床材の選定ポイント
クッションフロアや耐水性の高いフロアタイルがおすすめです。木材や無垢材は見た目は良いですが、水分に弱く長持ちしにくい傾向があります。
壁材・クロスの工夫
消臭・防汚・抗菌機能のある壁紙やパネルを使うと、お掃除がラクになります。水や尿の跳ね返りがある場所では、特に拭き取りやすさが重視されます。
ドアと通路の工夫
限られたスペースでは引き戸や外開きドアの方が動線がスムーズになる場合があります。将来的な介護を見越して設計するのもおすすめです。
4. 見積もりと工事内容の確認ポイント
トイレリフォームでは、見積書の内容や工事範囲をしっかり確認することで、後からのトラブルを防げます。
内訳の明記をお願いする
「便器代」「撤去費」「配管費用」「内装工事費」「諸経費」などを細かく記載してもらいましょう。曖昧な表記だと追加費用が発生しやすくなります。
工事範囲を明確に
便器だけ交換するのか、壁・床も変えるのか、配管工事が含まれるのか――範囲を明確にすることが大切です。
工期・仮設トイレの有無を確認
使用できない期間や、仮設トイレが必要かどうかも確認しておきましょう。
5. 将来を見据えた設備選び
- 手すりの設置を前提に壁補強しておく
- 床の段差をなくしてバリアフリー仕様にする
- ゆとりあるスペース設計で車椅子にも対応
現在の使い勝手だけでなく、5年・10年後も安心して使える設計にすることで、長く快適なトイレ空間が保てます。
まとめ
トイレのリフォームでは、便器の交換だけでなく「使いやすさ」「清潔さ」「将来性」まで考えた設計が重要です。ポイントを押さえておくことで、快適で後悔のない空間に仕上がります。
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次回予告
次回は「収納リフォームを依頼するときの費用感とアイデア」をテーマに、日々の暮らしをもっと快適にする収納リフォームの工夫や、費用の目安を詳しく解説します。お楽しみに!