
天然素材で心地よさを高める断熱工法とは?
健康と快適性を両立する自然素材の家づくり
「断熱材は人工的で健康に不安がある…」「見た目もナチュラルで温もりを感じたい」――そんな方におすすめしたいのが、天然素材を活用した断熱工法です。
自然素材には、見た目や肌触りの良さだけでなく、調湿性・断熱性・吸音性など多機能な快適性能が備わっています。
今回は、かおり木工房が実際に採用している天然素材の断熱工法を中心に、その魅力を静岡の気候と暮らしに照らしてご紹介します。
1. 天然素材断熱のメリットとは?
自然素材の断熱性能
- セルロースファイバー:古紙由来で調湿・防音・防火にも優れる
- グラスウール:ガラス繊維でできており、防火・防音に優れる
- ウール断熱材:断熱性と吸放湿性能が高く、結露やカビの発生を抑制
- 炭化コルク・木質繊維系断熱材:蓄熱性と遮音性を兼ね備える
快適性と健康への配慮
- 化学物質の発散が少ないため、シックハウスのリスクを低減
- 室内の湿度を適度に調整し、呼吸がしやすい室内空間を実現
2. 天然素材×断熱工法の組み合わせ方
壁・天井にグラスウールを吹き込み
- 施工性が高く、細かな隙間にも対応可能
- 品質保持・吸音性にも優れ、静かで心地よい空間をつくる
羊毛断熱材で優しい空気環境に
- 柔らかく断熱性の高い羊毛は、身体に触れても安全
- 自然由来の防虫加工で、耐久性も確保
炭化コルクの外張り断熱
- 外からの熱を遮断しつつ、通気性も保つことで室内の蒸れを防止
3. 見た目にも心地よい天然素材の魅力
無垢材と断熱材の相性
- 床や天井に使用する無垢材と断熱材が一体で調湿しあい、安定した室内環境に
- 材の経年変化も楽しめ、視覚的なぬくもりも演出
自然素材の内装と外装仕上げ
- 内壁には珪藻土や漆喰、外壁には焼杉など、呼吸する素材で包まれる安心感
4. 静岡の気候と天然素材断熱の相性
静岡は冬の寒暖差が大きく、湿度も高いため、
- 湿気を吸放出して結露やカビを防ぐ断熱材
- 冬は蓄熱して暖かく、夏は遮熱しながら通気できる素材
が求められます。
天然素材は、こうした地域性と非常に相性が良く、
- 冬の底冷えを緩和
- 夏のベタつき感を軽減
といった自然な快適性をもたらします。
5. 実例紹介:自然素材に包まれた暮らし
【藤枝市/40代夫婦+子ども2人】
- 壁・天井にセルロースファイバー、床に羊毛断熱材を採用
- 冬の暖かさと、夏の涼しさの両方を実感
- 家族全員が花粉症やアレルギーの症状が軽減したとの声
【静岡市/平屋・平熱設計】
- 外張り炭化コルク+内装に無垢材と漆喰を採用
- 風の通り道と相まって、エアコンを使わない日が増えた
まとめ:自然素材は心も身体も満たす断熱材
天然素材の断熱材は、性能と健康、見た目の美しさを兼ね備えた暮らしの質を高める選択肢です。
かおり木工房では、素材の選定から施工方法まで、安心・安全で快適な住まいづくりをお手伝いしています。
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かおり木工房(有限会社DAMソウショウ建築)
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「冬の陽だまりを活かす断熱窓配置術」
太陽の位置を読み解いて、室内に心地よい暖かさを取り入れる設計の工夫を、窓の配置視点から解説します。