快適な住まいをつくるためのチェックリストとは
断熱視点で見直す賢い家づくりのポイント
家づくりやリノベーションを検討するとき、「何を基準に判断すればいいか分からない」という声を多く聞きます。
とくに断熱性能は、見た目では分かりにくく後から変更も難しいため、最初の段階でしっかりとチェックすることが重要です。
この記事では、“断熱の視点”で考える家づくり・リノベのチェックリストを紹介します。これからの計画にぜひお役立てください。
1. 基本性能のチェックポイント
□ UA値(外皮平均熱貫流率)はどれくらいか?
- UA値は断熱性能の基本指標。静岡地域では0.87以下が目安。
- できれば0.6以下を目指すと、快適性と省エネ性が両立できます。
□ C値(気密性能)は明示されているか?
- 気密性能が低いと、断熱性能の効果が薄れる
- C値=1.0以下が理想的(できれば0.5以下)
- 測定しているかどうかも確認を
□ 各部位の断熱仕様は?
- 天井、壁、床、開口部の部位ごとの断熱材の厚みと種類を確認
- 断熱材の性能(熱伝導率)もポイントに
2. 開口部(窓・玄関)のチェックリスト
□ 窓の種類と性能は?
- 樹脂サッシ、アルミ樹脂複合、トリプルガラスなどの性能差を確認
- Low-Eガラスの仕様(遮熱型か断熱型か)も明記されているか
□ 内窓やシャッターの採用は検討されているか?
- 冷気や騒音対策に内窓は有効
- シャッターは防犯性や遮熱にも貢献
□ 玄関ドアの断熱性能は?
- ドアからの熱損失は意外に大きい
- 断熱等級が表示された高性能玄関ドアを採用しているか確認
3. 日射と通風の活用チェック
□ 冬の日射を取り込む設計になっているか?
- 南面に大きな開口があるか
- 軒や庇で夏の日差しを遮りつつ、冬の低い太陽は取り込む工夫がされているか
□ 夏の通風計画は?
- 対角線上の窓配置、すだれや高窓の活用があるか
- 自然の風を取り入れるための間取りが設計されているか
4. 室内環境の快適性チェック
□ 温度差の少ない家になっているか?
- 部屋間、上下階、廊下・脱衣所などで大きな温度差が生まれない設計か?
□ 結露やカビ対策は?
- 気密・断熱と計画換気のバランスが取れているか
- 結露しやすい場所(窓まわり、北側の壁など)への対策があるか
□ 光と風を活かす設計か?
- 採光シミュレーションや風通しの確認ができる資料があるか
- 照明計画と併せた明るさの配慮がされているか
5. ライフスタイルに応じたチェック
□ 家族構成や将来を見据えた間取りか?
- 二世帯・子育て・老後など、住まい方の変化に対応できる柔軟な構成か
□ ペットや趣味への対応は?
- ペットが快適に過ごせる床材や断熱設計か
- 趣味部屋や音楽室などには防音・断熱の工夫がされているか
□ 維持管理のしやすさは?
- 高性能でありながらメンテナンス性が確保されているか
- 点検口の位置や断熱材の耐久性もチェック
6. 静岡の気候特性を踏まえた断熱チェック
静岡の家づくりでは、
- 冬:最低気温が0〜5℃前後まで下がることがあり、朝晩の冷え込み対策が必要
- 夏:30℃を超える日が多く、湿度が高い環境での遮熱と通風が重要
そのため、
- 床下断熱・基礎断熱で足元の冷え対策
- 遮熱タイプのガラスと日射遮蔽で夏対策
- 無垢材・調湿素材を活用して湿度コントロール
など、気候に合った断熱提案がなされているかがカギです。
まとめ:見落としゼロの断熱チェックで安心の住まいへ
断熱は目に見えにくく、設計段階での判断が重要です。
今回ご紹介したチェックリストを活用することで、
- 見落としを防ぎ
- 快適性と省エネ性の高い家づくりが可能になります。
かおり木工房では、静岡の気候に適した断熱仕様と、
暮らしに寄り添った提案で、後悔のない家づくりをサポートします。
まずは、このチェックリストを手に、
“理想の快適な住まい”づくりの第一歩を踏み出してみませんか?
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かおり木工房(有限会社DAMソウショウ建築)
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「断熱リノベ成功者の“暮らし変化”ストーリー」
実際に断熱改修を行ったご家族の“その後の暮らし”とは? リアルな体験談を通して、断熱の価値を再確認していただける内容です。

















































