断熱性能別の光熱費削減ケーススタディとは
「断熱性能が上がると、光熱費はどのくらい安くなるのか?」
家づくりやリノベーションを検討される方の多くが気になる、
“断熱性能と光熱費の関係”。
この記事では、住宅の断熱等級ごとに、
どれだけ光熱費が変化するのかを
シミュレーション形式でわかりやすく解説します。
静岡エリアの気候条件をベースにした、
現実的なモデルケースをご紹介します。
■ 断熱性能(等級)の基礎知識
日本の住宅における断熱性能は、
国が定めた「断熱等級」によって区分されています。
・等級4(2000年基準)
・等級5(省エネ基準)
・等級6(ZEHレベル)
・等級7(HEAT20 G3相当)
数字が大きくなるほど断熱性能が高くなり、
冷暖房の効率も良くなります。
等級6以上になると、
室内の温熱環境が年間を通して非常に安定し、
エアコン1台でも家全体が快適になるレベルに到達します。
■ モデルケース:延床100㎡の戸建住宅(静岡市)
以下は、同一間取り・同一設備条件のもとで、
断熱等級ごとに年間光熱費がどう変わるかを
シミュレーションした結果です。
【年間光熱費(電気・ガス合算)】
・等級4:約32万円
・等級5:約25万円
・等級6:約19万円
・等級7:約14万円
等級7では、等級4と比べて
年間18万円もの差が生まれます。
仮に10年間住み続けた場合、
180万円以上の差が生じることになります。
■ 年間差額と10年間の累積額
年間での差額を10年間積み重ねた場合、
光熱費の差は以下のようになります。
・等級4→等級5:約70万円お得
・等級4→等級6:約130万円お得
・等級4→等級7:約180万円お得
これらの数値は、
あくまで現行のエネルギー価格を基にしたものですが、
今後電気代がさらに上昇することを考慮すると、
その効果はますます大きくなっていくと予想されます。
■ 断熱性能は「健康面」にも影響
断熱性能の高い家では、
外気温の影響を受けにくく、
室温が一定に保たれやすい特徴があります。
その結果、冬のヒートショックや、
夏の熱中症といった健康リスクを軽減できます。
また、結露が起きにくいため、
カビやダニの発生を防ぎ、
喘息やアレルギーに悩む方にとっても安心です。
小さなお子様や高齢者がいる家庭では、
室内環境の安定が健康を守るカギになります。
■ 住み始めてからの満足度が高い断熱性能
かおり木工房で断熱等級6以上の家を建てたお客様からは、
「とにかく光熱費が安くなった」
「冬でも素足で過ごせる暖かさが嬉しい」
「夏の暑さもエアコン1台で快適」
という声が多く寄せられています。
見た目にはわからない性能部分こそ、
長く住む上で満足度に直結します。
■ 光熱費を削減しながら快適な暮らしを実現するために
断熱性能は、見えない部分だからこそ、
設計段階でしっかりとこだわることが重要です。
かおり木工房では、
断熱等級6〜7を標準仕様とし、
温熱計算に基づいた精緻なプランニングを行います。
お客様の家族構成やライフスタイルに合わせて、
最もコストパフォーマンスの高い断熱設計を提案しています。
〒420-0913
静岡県静岡市葵区瀬名川1丁目27−53
営業時間:10:00〜17:00
TEL:054-261-2807
社長直通:090-6587−4713 (「HPを見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「光熱費ゼロを目指す断熱住宅設計のヒント」

















































