断熱と同時に考えるバリアフリー設計とは
快適と安全を同時に叶える住まいづくりへ
高齢化社会が進む中、住まいに求められる役割も変化しています。特に「寒さ」と「移動のしづらさ」は、高齢者の暮らしにおいて深刻なストレス要因となります。
この2つの問題を同時に解決する方法が、断熱性能の高いバリアフリー設計です。
本記事では、断熱とバリアフリーを組み合わせた住まいづくりの考え方や、実践的な設計ポイントをご紹介します。
高齢者の暮らしにおける「寒さ」と「段差」のリスク
1. 寒さによる健康リスク
- ヒートショックによる失神や脳卒中
- 冷えによる血圧変動、心臓疾患のリスク
- 寒さに起因する活動量の低下、筋力低下
2. 段差による転倒リスク
- 敷居や階段でつまずく事故
- 廊下と部屋の高低差による足元の不安定さ
- 介護が必要になったときに、車椅子が使いづらい
これらのリスクは、日々の暮らしの中で繰り返し起こるものであり、長期的に見れば命にも関わる深刻な問題です。
断熱×バリアフリー設計のメリット
1. 温度差のない動線でヒートショックを防ぐ
- 廊下・トイレ・洗面所なども断熱施工
- 室温を均一に保つ全館空調や床下エアコン
- 部屋間の移動が「寒い・暑い」にならない快適さ
2. 足元が冷えない床設計で快適性アップ
- 床断熱+床材の選び方(無垢材など)で保温性を高める
- 車椅子や杖でも滑りにくい素材・仕上げ
- 座っていても足元から温かい空間づくり
3. 動きやすく、将来も安心な間取りに
- 段差ゼロのバリアフリー設計
- 廊下を広めにとることで、歩行補助具にも対応
- ドアは引き戸にして開閉をラクに
- トイレや洗面所も余裕のある設計で介護にも備える
実践例:断熱+バリアフリーでこんな住まいが実現
- 床下エアコンを採用し、廊下や水回りも均一な室温に
- トイレや洗面所は引き戸+スロープ+暖房設置
- 外出しやすいよう玄関ポーチも断熱+手すり付きスロープ設計
- 全館空調+高断熱で冷暖房費を抑えながら快適性アップ
これらの設計は、老後を見据えての“住み替え不要”な住まいとして、今注目を集めています。
かおり木工房のバリアフリー断熱住宅の特長
静岡市を中心に活動するかおり木工房では、
- 松尾式高断熱設計で家中の温度差を最小限に
- 将来の介護にも配慮した広い動線設計
- 段差ゼロの安心な床構造
- 自然素材によるあたたかみのある空間づくり
を通じて、「歳を重ねても住み続けられる家」をご提案しています。
まとめ:断熱とバリアフリーは“今から備える安心”
断熱性とバリアフリー性の両立は、
- 健康寿命の延伸
- 事故・ケガの予防
- 将来的な介護生活への備え
という3つの視点で非常に有効です。
「いつか必要になるから」ではなく、
「今のうちから、家族みんなが快適に暮らせるように」
その想いを形にするのが、断熱+バリアフリーの家づくりです。
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
〒420-0911
静岡県静岡市葵区瀬名川1丁目27−53
営業時間:10:00〜17:00
TEL:054-261-2807
社長直通:090-6587−4713 (「HPを見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:「将来の介護動線も快適に:断熱設計の工夫」
これから迎えるかもしれない“介護”のある暮らし。そのとき、家のつくりが心と体に大きな差を生みます。次回は、介護生活に寄り添う断熱設計の工夫についてご紹介します。

















































