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「住宅ローン最新金利1.97%時代へ、長期金利上昇が家づくりに与える影響と正しい判断基準とは」

こんばんは、かおり木工房のそうのです。

ニュースで「長期金利が18年半ぶりの高水準に達した」という大きな話題がありました。
家づくりを検討している方にとって、このニュースほど気になるものはありません。

「金利が上がったら、家は建てないほうがいいのか?」
「固定と変動、どっちが正解?」
「総返済額はどれぐらい変わる?」

今日はそんな疑問に、最新の具体金利データを交えながら明確に答えます。


最新の住宅ローン金利(2025年12月時点)

まず、現在の住宅ローン金利を整理します。

●フラット35(全期間固定)

  • 金利:年1.97%(融資率9割以下・返済期間21〜35年)
    (出典:フラット35最新情報)

●フラット35(20年以下)

  • 金利:年1.58%

●変動金利

  • 大手銀行の優遇後実質金利:0.67%台〜

結論、
固定金利は明確に上昇トレンド、変動金利は“まだ”低金利。


なぜ今、金利が上がっているのか?

ポイントは次の2つです。

●① 世界的な金利上昇・インフレ

エネルギー高騰・円安などを背景に、世界中で金利が上昇。この影響が日本にも波及。

●② 日銀が金融政策を正常化の方向へ

長年続けた超低金利政策にも限界があり、金利の“底上げ”が始まっている。

その結果、
固定金利=長期金利の影響を強く受けて上昇中
という構図が生まれています。


静岡で家を建てる人への影響

金利の上昇は、家づくりにも確実に影響します。

●① 固定金利はさらに上昇が見込まれる

1.2% → 1.97%
この変化だけでも、3,500万円の借入で
総返済額が数百万円単位で増える可能性があります。

●② 変動金利は即時変動しないが、数年後への影響は要注意

変動金利は政策金利に連動するため“すぐには上がらない”。
ただし、政策変更の可能性が以前より高くなっている。

●③ “借りられる額”より“返せる額”へ

金利が低い時代は借入額が大きくなりがちでしたが、
今後は返済負担率の管理が重要です。


金利以上に重要なのは「ランニングコスト」

ここが最も誤解されやすい部分です。

金利は変動する

でも、光熱費は“ずっと続く固定費”

断熱性能が低い家は年間 10〜15 万円の無駄な光熱費がかかることも。

20年住めば
200〜300万円以上の差
になるケースも普通にあります。

つまり──

金利より怖いのは“性能の低い家に住むこと”。

高断熱・高気密・全館空調の家は金利上昇時代の強い味方になります。


金利上昇時代に“強い住宅会社”とは

●① 性能を標準仕様で提供できる会社

断熱等級6・C値0.3以下・松尾式全館空調などを標準で提供できる会社は、
金利が上がっても「性能を維持」して建てられます。

●② 性能がオプション扱いの会社は厳しくなる

・樹脂窓はオプション
・気密測定は有料
・断熱強化は追加費用

こういう会社は金利上昇時代に不利。
「性能を落とさないと建築費が合わない」という状態が発生します。


変動金利か、固定金利か?

当社の考え方を明確にします。

●変動金利が向いている人

・返済に余裕がある
・将来収入増の見込み
・繰上げ返済を積極的にする
・金利変動への理解がある

●固定金利が向いている人

・返済額の安定を最重視
・教育費のピークがこれから
・変動をストレスに感じる
・借入額が年収比でやや高め

返済負担率が20%を超える場合は固定推奨
これが当社の方針です。


金利上昇でも「家づくりを止めなくていい」理由

金利2〜3%でも家は建てられていた

家賃は上がり続ける

高性能住宅は光熱費が劇的に安い

家はインフレに強い資産

性能は“一生”の価値になる

結論:
金利上昇より、性能を落とすほうが圧倒的に損。

家づくりは「建てるか建てないか」ではなく、
“何を優先して建てるか”で考える時代に入っています。


まとめ

  • フラット35は1.97%(2025年12月)
  • 変動金利は0.67%台〜
  • 固定は上昇トレンド、変動も将来影響の可能性あり
  • 金利より大切なのは光熱費と性能
  • 性能を標準で備えた工務店で建てるのが“最適解”
  • 借入額より「返済の安定性」を優先する

金利のニュースは不安になりがちですが、
正しく理解すれば、むしろ「賢く建てるヒント」になります。

それでは、また。


賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587-4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市

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