年末にこそ考えたい「住み心地は数字だけでは決まらない」
こんばんは、かおり木工房のそうのです。
年末の慌ただしさの中で、家で過ごす時間が自然と長くなってきました。大掃除をしたり、家族が集まったり、いつもより「暮らし」そのものと向き合う時期だと思います。
そんなタイミングだからこそ、家づくりで本当に大切なことについてお話しします。
住み始めてから気づく「なんとなくの違和感」
家づくりの相談で、住んでからよく聞く言葉があります。
・数字は良いはずなのに、なぜか快適じゃない
・新築なのに、居心地が落ち着かない
・どこかで我慢して暮らしている気がする
これらは、明確な不具合ではありません。
でも、毎日の積み重ねで確実にストレスになります。
原因の多くは、
性能を「数値」だけで判断してしまったことにあります。
UA値・C値だけでは暮らしは決まらない
UA値やC値は、とても大切な指標です。
ただし、それはあくまで「入口」にすぎません。
・断熱材の種類と施工精度
・気密をどう確保しているか
・換気が実際の暮らしに合っているか
・空調と間取りが噛み合っているか
これらがズレると、
数値上は良い家でも、体感は別物になります。
家は実験室ではなく、「暮らす場所」。
机上の数値だけでは測れない部分が、必ず存在します。
家づくりの後悔は「大きな失敗」ではない
多くの方が後悔するのは、
致命的なミスではありません。
・もう少しこうしておけばよかった
・なんとなく落ち着かない
・慣れればいいと思っていたけど、やっぱり気になる
こうした小さな違和感の積み重ねです。
そして厄介なのは、
住んでしまうと「比較できない」こと。
だから、「こんなものかな」と自分を納得させてしまう。
かおり木工房が大切にしている基準
私たちが家づくりで一番大切にしているのは、
暮らし始めてから、意識しなくて済むことです。
・暖房をどう使うか考えなくていい
・部屋ごとの温度差を気にしなくていい
・空気の入れ替えを意識しなくていい
「快適にしよう」と頑張らなくても、
自然に快適な状態が保たれる。
それが、本当に性能の良い家だと考えています。
松尾式全館空調を採用する理由
一種換気＋松尾式全館空調を採用しているのも、
理由はとてもシンプルです。
・家全体を一つの空間として考えられる
・局所的な快適さに頼らなくていい
・家族それぞれの感じ方の差を吸収できる
性能の高い家ほど、
「操作しなくていい家」になります。
これこそが、
子育て世代にも、将来の暮らしにも、
本当の意味で優しい家だと思っています。
年末は「これからの暮らし」を考える時間
一年を振り返りながら、
これから先の暮らしを考えるには、ちょうどいい日です。
・今の住まいで、この先も満足できるか
・年齢を重ねても、無理なく暮らせるか
・家族の変化に、家がついてきてくれるか
家づくりは、
「今の希望」を叶えるだけでは足りません。
これから先の当たり前を支え続ける器です。
後悔しない家づくりのために
もしこれから家づくりを考えるなら、
カタログや数値だけでなく、
・その家で、どう暮らすか
・どんな一日が積み重なるか
・我慢しなくていい暮らしになっているか
この視点を、ぜひ持ってほしいと思います。
年末の静かな時間の中で、
「住み心地とは何か」を一度立ち止まって考えてみてください。
かおり木工房からのお知らせ
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
住所：静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話：054-261-2807（10時〜17時）
社長直通：090-6587-4713（「HP見た」とお伝えください）
施工エリア：静岡市・焼津市・藤枝市
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これからも、数字だけでは語れない家づくりの本質を発信していきます。
