BLOG

ブログ

  1. HOME
  2. ブログ
  3. 宗野社長
  4. 「その窓、本当に必要?最高・断熱・視線…後悔しない窓計画の極意

「その窓、本当に必要?最高・断熱・視線…後悔しない窓計画の極意

こんばんは、かおり木工房そうのです。

今日も10時過ぎから気温が28℃超え。

工事中のお客様からも「窓からの熱気がすごくて…」と

言う声が届いています。

 

実は、家づくりで後悔トップ10に

ランクインするのが窓の配置とサイズ。

今日はその後悔を避ける方法をお伝えします。

 

「大きければ良い」は間違い。窓でよくある3つの後悔

1「日差しが強すぎて夏が地獄」

南側の大開口。冬は暖かいですが、夏は…灼熱です。

ひさしや外付けブラインドやアウターシェードの

設計が不十分だと、

エアコンが効かなくなります。

2「外からの視線が気になる」

通行人や隣家の視線を考慮せずに設けた窓。

結局カーテン閉めっぱなし、なんてことも。

3「窓が多すぎて壁が足りない」

収納が作れない、テレビの配線が限られる。

これはプラン段階で気づかない落とし穴です。

 

太陽に素直な設計が、窓の後悔をなくす

静岡市は日射量が多い地域です。

この地域性を活かすには、

「冬の日射取得」と「夏の日射遮蔽」が鍵。

 

南面には大きな窓+ひさし設計

→冬は低い太陽が部屋の奥まで暖め、

夏は高い太陽をひさしで遮る。

東西の窓は最小限に

→朝夕の強烈な横日差しは遮りづらく、

熱の出入りも大きくなります。

北側は安定した光を取り入れる高窓で

→安定した間接光で、日中でも照明いらずの明るい空間に。

 

高気密・高断熱住宅だからこそ、窓が命

C値0.3以下の超高気密住宅では、

窓の断熱性と気密性の差が如実に室内環境に影響します。

 

たとえば、ペアガラスのアルミサッシと、

トリプルガラスの樹脂サッシでは、

熱貫流率(Uw値)に2倍近い差が出ることも。

 

断熱性能をUA値0.46で設計しても、

窓が熱の出入りの約50%を占めるのが現実。

つまり、いくら壁や天井に高性能断熱材を入れても、

窓の選定と配置を間違えれば台無しです。

 

視線と防犯と通風のベストバランス

窓は「光」「熱」だけでなく「視線」や

「防犯性」「風通し」にも関わる重要なパーツです。

・通行人の目線が気になる場所は

高窓(ハイサイドライト)でプライバシー確保

・防犯上不安な位置にはFIX窓

・通風を考えるなら、

対角線上に引き違い窓+縦滑り出し窓の組み合わせが有効

 

見た目に惑わされず、「どう暮らしたいか」に

合わせた窓選びが大切です。

 

「見学した家と同じ窓にしたい」…ちょっと待った!

よくあるパターンが「モデルハウスの窓配置を真似したい」という要望。

しかし、立地や方角が違えば、

最適解は全く変わってきます。

 

例えば、北向きの道路の家と南向き道路の家では、

同じ間取りでも窓計画は全く違うべきです。

 

窓は性能と暮らし方で選ぶ時代へ

窓は、家の「顔」であり、「空調効率」と「快適性」を

左右する超重要な設計要素です。

・窓を大きくすればいいわけではない

・気密性・断熱性とセットで考える

・太陽に素直な設計で自然の力を活かす

・視線・防犯・通風とのバランスも考慮する

 

かおり木工房では、日射シミュレーション、通風計画、

気密測定を全て実施し、数字に裏付けされた快適な窓計画を行います。

「なんとなく良さそう」ではなく、

「根拠のある快適性」を一緒に考えてみませんか?

 

それでは、また。

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

かおり木工房SNSでは、為になる情報を

発信していますので、ぜひ見てみてください。

LINE、Instagram、Tik Tok、YouTube

友達追加、フォローお願いします!

YouTube:

https://www.youtube.com/channel/UCV2CLl-P_j80GPTuVRLMXpQ

Instagram:

https://www.instagram.com/kaorigikoubou/

LINE:

https://page.line.me/107aufgi?openQrModal=true

Tik Tok:

https://www.tiktok.com/@kaorigikoubou

静岡市葵区、静岡市駿河区、静岡清水区、注文住宅ならかおり木工房!

静岡市葵区、静岡市駿河区、静岡市清水区、リフォームならかおり木工房!

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー