
【部屋から部屋への移動が快適になる住まい設計とは】
寒暑差ストレスを解消する「温度バリアフリー」の発想
リビングは暖かいけれど、部屋を一歩出ると寒い。また、トイレや浴室が寒くて移動がおっくうになる。これは、住宅の部屋間で温度差が大きい場合によくあります。
これらの「温度ストレス」は、日常生活の快適さをそぎ、ゆくゆくの健康リスクまで高めることも。
そこで、次世代の住まいに欠かせない発想として注目されているのが、家全体の温度を均一化する「温度バリアフリー」設計です。
温度バリアフリーは「見えないバリアフリー」
一般的なバリアフリー設計は、隅止めや歩道の段差を無くすことを目的にしますが、「温度バリアフリー」はもっと見えにくい障害。
部屋の間の温度差がその人の健康や日常行動に影響するため、特に年配した家族や子どものいる家庭にとっては、非常に重要な観点になります。
温度バリアフリーを実現する設計ポイント
1. 日常の活動に近い部屋を中心に
例えば、リビングと浴室を近くしたり、行動範囲をおっきくしない間口で紹介することが効果的です。
2. 階段やドアの開閉のたびに温度ショックが起こらない構造に
押し開きの戸を増やしたり、閉ざめないアーチモデルで温度をつなげていく構成が重要です。
3. 部屋間の温度を同じレベルに保つ「全館施設」
全屋にまんべんな暖房系統を配置するようなプランで、一度暖まった空気を保ちながら住まうことで、温度差を最小限に抑えられます。
リフォームで実現できるポイント
- 施工の階で、所必な部分のみを同時に施工して温度を統一
- 屋根、基礎、壁、床下の施工で、外温の影響を防ぐ
- 部屋のドアを抜けて、ライトコートや張り広げで構成
これらは、施工場所や住みながらの改修でも実現しやすい方法です。
温度バリアフリーのある住まいの利点
- ヒートショックの危険性を低減
- 子どもや高齢者も行動しやすい
- 暖房や冷房をやりすぎず、充分な安定性
- 部屋を選ばず使えるストレスフリーな生活
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賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
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次回予告
次回は「冷暖房のスイッチに頼らない暮らしの工夫」。スイッチON/OFFや暖房の週らずに迷う日々から解放される、日常の快適と経済性を両立させる方法を解説します。