
収納リフォームを依頼するときの費用感とアイデアとは
日々の暮らしを整える「収納リフォーム」
「片付けてもすぐ散らかる」「しまいたいモノが収まらない」──こうした悩みは、多くのご家庭が抱える共通の課題です。特に築年数の経過した住宅では、ライフスタイルの変化に収納が追いつかず、不便を感じるケースも増えています。
そんなとき、収納リフォームという選択肢が暮らしを快適に変える第一歩になります。単に「収納スペースを増やす」だけでなく、動線や生活導線を含めたトータルの整理設計が重要です。
この記事では、収納リフォームにかかる費用の相場感と、使いやすさを高めるためのアイデアをわかりやすく解説します。
収納リフォームの費用相場とは?
収納リフォームの費用は、施工範囲や素材、造作の有無によって大きく異なります。以下では、代表的な収納箇所別の費用感をご紹介します。
● クローゼットの改修・造作
- 参考価格:10万〜40万円程度
- 内容:既存押入れの改造、扉の交換、ハンガーパイプ・棚板の設置など
- ポイント:奥行きや棚の高さを可動式にすると、長く使える柔軟な設計に。
● 壁面収納(ユニット型 or 造作)
- 参考価格:20万〜80万円程度
- 内容:リビングやダイニングに大型収納を設置。造作タイプは高額に。
- ポイント:扉の有無や素材(無垢材・化粧板)で価格が変動。
● 階段下・天井下収納
- 参考価格:10万〜50万円程度
- 内容:デッドスペースを活用したオーダー収納。構造変更を伴うことも。
- ポイント:現地調査が必須。耐震補強の可否も確認する必要あり。
● パントリー・キッチン収納
- 参考価格:15万〜60万円程度
- 内容:可動棚、引き出し式収納、家電スペースなどの設計。
- ポイント:湿気対策(換気)やコンセント位置の見直しが重要。
● 洗面所・トイレまわりの収納
- 参考価格:5万〜20万円程度
- 内容:埋め込み棚や吊り戸棚の設置。小規模な施工が中心。
- ポイント:狭小スペースでも、収納力を高める工夫が可能。
リフォームで失敗しないためのチェックポイント
1. 「今ある収納」を見直す
まずは、現状の収納スペースとモノの量・使い勝手を分析しましょう。収納が足りないのではなく、「配置が悪い」「分類が曖昧」というケースも多いのです。
2. 収納するモノを明確にする
たとえば「季節家電」「掃除道具」「非常用グッズ」など、カテゴリーごとに分類して、それぞれに最適な収納方法を検討しましょう。
3. 見せる収納と隠す収納を使い分ける
オープン収納は出し入れがしやすく、動線を短縮できるメリットがあります。一方で、生活感を隠したい場合は扉付き収納を組み合わせて、デザイン性と実用性のバランスを取りましょう。
4. 可動棚・フレキシブル設計で変化に対応
家族構成や生活スタイルが変わっても対応できるように、高さ調整可能な棚板や可動パーツを活用した設計がおすすめです。
収納リフォームの注意点
- 構造壁の有無確認:耐力壁がある場合、設置場所が制限されることがあります。
- 下地補強:重たいモノを収納する棚は、下地の強度を事前に確認。
- 建具の開閉方式:引き戸 or 開き戸かで、通路の幅や使い勝手に影響あり。
- 照明と換気:収納の奥まで見える照明、湿気対策の換気扇設置も検討しましょう。
収納リフォームは「暮らしの最適化」
収納は単なるスペースではなく、暮らしそのものを支えるインフラです。毎日の動線や家事効率、心のゆとりにも大きな影響を与えます。
だからこそ、デザインだけにこだわるのではなく、機能性・耐久性・将来性も含めて考える必要があります。
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施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告
次回は「窓リフォームで断熱性能を高める選択肢とは?」をテーマに、住まいの冷暖房効率を高める窓のリフォーム方法を詳しく解説します。お楽しみに!