
噂や宣伝に振り回されない家づくり|“情報に強い住まい手”になるために
こんばんは、かおり木工房のそうのです。
今月初め、SNSやテレビのニュースで
「7月5日に大地震が来る」という噂が取り上げられていました。
きっかけは、たつき諒さんという漫画家の方が描いた“予知夢”をまとめた本。
それを根拠に「2025年7月に何かが起こる」と不安視する声が一時広がり、
旅行キャンセルが出るほど話題になったようです。
ただ、実際には7月5日には何も起こらず、
今はニュースもSNSも静まり返っています。
でも、あのときの空気を思い返してみてください。
「なんか怖いよね」「念のため備えとこうか」と、
ほんの少しでも心がざわついた方もいたのではないでしょうか。
実はこの“ざわつき”、家づくりの現場でもよく起こっています。
「なんとなく不安」で選ばない
たとえばこんな会話、どこかで聞いたことはありませんか?
「とりあえず高断熱にしておけば安心だよね」
「あの会社はテレビCM出てるから大丈夫でしょ」
「全館空調ってなんとなく良さそう」
でも、家は「なんとなく」で建ててしまうと、
そのあと数十年にわたって不便さや不満を抱えることになります。
家づくりで本当に大切なのは、
“確かな理由と根拠がある選択”をすること。
それはSNSや宣伝ではなく、
実際の暮らし方・建物の構造・地域の気候風土に根ざした判断が必要です。
見えない性能こそ、プロに聞く
たとえば、「高断熱」や「高気密」という言葉。
これらは数字(UA値・C値)で表される性能ですが、
その数字の意味や測定方法まで理解している方は意外と少ないものです。
断熱等級6の家でも、設計が不適切だったり施工が雑だったりすれば、
夏は暑くて冬は寒い家になります。
実際、私たちのもとにもこんな声が届きます。
「ZEH基準で建てたけど、南の窓からの直射日光で部屋がサウナみたいです」
「全館空調のはずなのに、2階が暑くて寝苦しい」
これらは、“数字では見えない部分の設計や考え方”が欠けていた結果です。
情報が多い時代こそ、「選ぶ力」を育てる
今は、家づくりに関する情報があふれています。
Instagramではおしゃれな施工例、
YouTubeではルームツアー、
TikTokでは「5選」系のショート解説。
住宅会社のホームページでは「性能日本一」「最高等級」といった言葉が飛び交っています。
でも、それが自分たちの暮らしに合っているかは別の話。
他人の家が素晴らしくても、
自分の暮らしにフィットしなければ、ただの“見せかけの性能”です。
だからこそ家づくりには、
「比較する力」ではなく、「選ぶ力」が必要です。
根拠のある家づくりを、私たちは一緒に考えたい
かおり木工房では、
- C値0.3以下の高気密
- 断熱等級6〜7相当の高断熱
- 松尾式全館空調
といった基本性能に加えて、
住まい手のライフスタイルに合った「空気の設計」をご提案しています。
ただ、それ以上に大切にしているのは、
「なぜそれを選ぶのか?」という理由を、住まい手と共有すること。
根拠があるから迷わない。
数字と経験があるから、過剰に不安にならない。
そういう“情報に強い住まい手”を一緒に育てていきたいと思っています。
次回は、参議院選挙を目前に控えたこの時期にちなんで、
「家族で決める“選択”と、後悔しない判断軸」について、
家づくりの視点から掘り下げてみたいと思います。
それでは、また。
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かおり木工房が一緒にお手伝いします。