
屋根裏、天井が暑くて2階の子供部屋が直射日光で熱い理由とは?
夏の2階がサウナ状態に…その原因と断熱リフォームでの解決策
「子ども部屋が暑すぎて勉強できない」「2階で寝られない」
夏になると特に多いのが、2階の熱ごもり問題です。
とくに西日が当たる屋根や外壁、断熱性の低い天井が原因で、
「まるでサウナのような暑さ」になることも少なくありません。
「1階はそこまで暑くないのに…」と感じている場合、
屋根や天井の断熱不足が根本の原因です。
なぜ2階の子ども部屋が暑くなりやすいのか?
● 屋根からの熱が直接伝わってくる
屋根材が金属やスレートなどの場合、
直射日光によって表面温度が60℃〜80℃にもなります。
これが断熱を通して天井裏を加熱し、室内にも熱が伝わってくるのです。
● 小屋裏(天井裏)の断熱・通気が不十分
断熱材の種類や厚みが足りない、経年で劣化している、
または通気層の設計が甘いと、熱がこもって蓄積される構造になります。
● 西日や南向き窓からの強い日射が差し込む
午後から夕方にかけての強い日射により、
壁・窓・天井が蓄熱し、夜になっても熱が残るケースが多く見られます。
2階が暑いことで起きる“暮らしの問題点”
- 子どもが部屋で過ごしたがらない、勉強に集中できない
- 寝苦しくて夜中に目が覚める、寝室が使えない
- エアコンを強く使っても効きが悪く、電気代が高騰
- 家全体の温度バランスが崩れ、1階との温度差が大きくなる
2階の快適性が損なわれると、家の「半分」が無駄になるといっても過言ではありません。
「屋根からの熱」を防ぐ断熱リノベーションのポイント
◎ 小屋裏断熱を強化して“熱の侵入”を遮断
- 高性能グラスウールや吹付ウレタン断熱材を天井裏に施工
- 小屋裏空間に断熱材を増設し、熱の伝達をブロック
◎ 屋根そのものを断熱・遮熱仕様に変更
- 遮熱塗料の塗布
- 外断熱(屋根上に断熱材を設置する工法)
これにより、屋根表面の蓄熱を軽減し、室内温度上昇を抑制します。
◎ 窓からの直射日光対策も重要
- 遮熱Low-Eガラス・内窓の設置
- 外付けシェードや庇の導入で日差しをコントロール
【施工事例】静岡市・K様邸「2階の暑さから子どもを守りたい」
K様ご家族は、お子様の勉強部屋が夏になると35℃近くまで上がることに悩まれていました。
「エアコンをつけても効かず、夜は1階に布団を移して寝ていた」とのこと。
施工内容:
- 天井裏に吹付断熱ウレタンを採用
- 西日対策として遮熱ガラス+シェードを導入
- 屋根に遮熱塗装を実施
結果:
- 「2階の温度が最大5℃低下!」
- 「エアコンの効きも良くなり、電気代も節約に」
- 「子どもが自室で過ごせるようになり、自立心も育った」とのご感想!
家の“上下”の快適性こそ、本当の住み心地に直結する
2階の暑さや寒さを放置すると、
間取りの一部を使わない・使えない生活になってしまいます。
家全体を有効に活用し、どこでも快適に過ごせるようにするには、
上下の断熱バランスを見直すことがとても大切です。
かおり木工房では、屋根・天井・2階空間に最適な断熱リノベーションをご提案しています。
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587−4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市
次回予告:
「日射遮蔽が不十分で午前/午後の西日の暑さがきつい理由とは?」
自然の光を活かしつつ、過酷な日射熱をコントロールするテクニックをご紹介します。