
屋根裏や床下のシロアリ対策と予防リフォームとは
屋根裏や床下のシロアリ対策と予防リフォームとは住まいを守るための基本知識
マイホームを長く快適に保つためには、外観や設備の老朽化だけでなく 「見えない部分」 に潜むリスクにも注意が必要です。特に、屋根裏や床下は普段目にする機会が少ないため、シロアリ被害が進行しても気づきにくい場所です。
この記事では、屋根裏や床下におけるシロアリの危険性、被害のサイン、そして予防リフォームの具体的な方法 について詳しくご紹介します。
シロアリが屋根裏や床下を好む理由
シロアリは暗く湿気が多い環境を好みます。床下や屋根裏は以下のような条件が重なりやすく、格好の住処となります。
- 床下の通気不足 … 風通しが悪く、湿度が高い状態が続く
- 屋根裏の断熱不良 … 温度差による結露で湿気が発生
- 古い木材や施工部分 … 加工されていない木や湿気を帯びた木材を好む
これらの条件が揃うと、シロアリの繁殖にとって理想的な環境となり、被害が急速に進行してしまうのです。
シロアリ被害を放置するとどうなるのか?
シロアリ被害を放置すると、住まいの耐久性が大きく損なわれます。特に木造住宅では以下のような深刻な問題が起こります。
- 床が沈む・きしむ … 床下の木材が食べられることで構造が弱体化
- 柱や梁の強度低下 … 家全体の耐震性が低下し、地震時に倒壊リスクが増大
- 屋根の歪み … 屋根裏で被害が進むと、屋根材のズレや雨漏りの原因に
つまりシロアリ被害は「美観の問題」だけでなく、命を守る家そのものを危険にさらすリスク があるのです。
シロアリ被害の初期サイン
早めに気づくためには、以下のようなサインを見逃さないことが重要です。
- 床下や畳の下に 土のようなトンネル(蟻道) がある
- 床がふわふわ沈む 感覚がある
- 柱や壁を叩くと 空洞音がする
- 羽アリが 春から初夏にかけて室内に出てくる
これらのサインを見つけた場合、すぐに専門業者へ点検を依頼することをおすすめします。
シロアリ予防リフォームの方法
シロアリを寄せつけない住まいにするためには、以下のようなリフォームや対策が効果的です。
1. 床下の防湿工事
- 調湿材や防湿シートを敷設して湿気を抑制
- 床下換気扇を設置し、風の流れを確保
2. 屋根裏の断熱・換気リフォーム
- 断熱材を入れ直すことで結露を防ぐ
- 換気口を設置して湿気をためない環境づくり
3. 防蟻処理(薬剤・天然素材)
- 専用の薬剤を床下に散布してシロアリを寄せつけない
- ホウ酸など人体に優しい天然素材を使った処理も人気
4. 木部補強リフォーム
- 被害が進んだ木材を交換
- 金属プレートや補強材で構造を強化
定期点検の重要性
シロアリ対策は一度の施工で完全に安心できるものではありません。
特に木造住宅では 5年ごとの定期点検・防蟻処理の再施工 が推奨されています。
専門家による点検で被害を未然に防ぎ、住まいを長持ちさせることができます。
まとめ|「見えない部分」を守ることが家全体の安心につながる
屋根裏や床下のシロアリ被害は、住まいの大敵です。気づかずに放置すると耐震性や住環境に大きな悪影響を及ぼします。
- 床下や屋根裏は湿気対策が必須
- シロアリ被害のサインを見逃さない
- 防蟻処理や断熱・換気リフォームで予防する
- 定期点検で「見えない部分」を守る
こうした取り組みが、家を長持ちさせ、安心して暮らせる住環境につながります。
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次回は、雨の日に気づくサッシからの水漏れ対策とはをテーマにご紹介します。