
水道管の劣化による漏水トラブルとその対策方法とは
水道管の劣化による漏水トラブルとその対策方法とは見えない部分だからこそ早めのチェックを!
私たちの暮らしに欠かせない「水」。毎日使うキッチンや浴室、トイレ、洗面所はすべて水道管でつながれています。しかし、この水道管は普段目にすることが少ないため、劣化の進行に気づきにくいものです。気づかないうちに配管の老朽化が進行し、ある日突然「漏水トラブル」が発生するケースも少なくありません。
この記事では、水道管の劣化によって起こるリスク、劣化サインを見逃さないチェック方法、そしてトラブルを未然に防ぐためのリフォーム対策について詳しくご紹介します。
水道管の劣化がもたらすリスク
水道管の寿命は材質や施工方法によって異なりますが、一般的には20~30年ほどと言われています。特に築30年以上の住宅では、以下のようなリスクが高まります。
- 漏水による水道代の増加
目に見えない場所で水が漏れると、気づかないうちに水道代が高額になります。 - 建物へのダメージ
床下や壁内での漏水は木材を腐食させ、シロアリ発生の原因になることもあります。 - カビや湿気による健康被害
水漏れ部分の湿気が室内環境に影響し、アレルギーや喘息などの健康被害を引き起こすリスクもあります。 - 突然の断水・大規模工事
劣化が進み水道管が破裂すると、緊急の修繕が必要になり費用も大きく膨らみます。
水道管の劣化サインを見抜くチェックポイント
見えにくい部分だからこそ、日常のちょっとした変化を見逃さないことが大切です。以下の症状が出ていたら、水道管の劣化を疑いましょう。
- 水の出が悪くなった
水圧が弱くなった場合、内部のサビや汚れが原因で配管が狭くなっている可能性があります。 - 水の色や臭いに異変がある
赤茶色の水が出る、鉄のような匂いがするなどは配管内のサビや劣化が進行しているサインです。 - 床や壁にシミが出ている
床下や壁内で漏水していると、シミや湿気、クロスの剥がれとして現れることがあります。 - 水道代が急に高くなった
生活パターンが変わっていないのに請求額が上がった場合、どこかで漏水している可能性があります。 - 給湯器の不調や配管からの異音
劣化した水道管は水流の流れが悪くなり、異音や給湯器トラブルの原因になることもあります。
漏水トラブルを未然に防ぐための対策方法
1. 定期点検を行う
築20年以上の住宅では、5年ごとの水道管点検がおすすめです。専門業者による点検で劣化状況を確認し、必要に応じて早めの交換を検討しましょう。
2. 部分交換よりも「更新リフォーム」
劣化が部分的に進んでいる場合は補修で対応できますが、築年数が経っている家では「配管全体の更新」が安心です。特に給水管・給湯管の同時交換は効率的でおすすめです。
3. 配管の材質を見直す
昔の住宅には鉄管や鉛管が使われていることもあります。現在は耐久性が高くサビに強い「ポリブデン管」や「架橋ポリエチレン管」が主流で、劣化リスクを大幅に減らせます。
4. 水回りリフォームと一緒に行う
キッチンや浴室、トイレなどの水回りリフォームの際に、同時に配管交換を行うと工事費を抑えられ、将来的なトラブルも未然に防げます。
5. 漏水センサーや最新設備の活用
最近では、床下に漏水センサーを設置することで早期発見が可能です。また、省エネ型の給湯器や節水型トイレなどの最新設備と合わせて導入すると、快適性と安全性がさらに高まります。
水道管リフォームにかかる費用の目安
- 部分的な配管交換:5万円~20万円
- 配管全体の更新(戸建て):50万円~150万円
- 水回りリフォームと同時施工:工事内容により100万円以上
※建物の構造や配管の長さ、使用する材質によって費用は変動します。
まとめ
水道管の劣化は、住まいの見えない部分で進行するため、気づいたときには大きなトラブルになっていることもあります。
- 水圧や水質の異変
- 床や壁のシミ
- 水道代の急増
こうしたサインを見逃さず、定期的な点検と計画的なリフォームで快適な暮らしを守りましょう。特に築20年以上の家にお住まいの方は、早めの対策がおすすめです。
次回予告
次回は 「玄関ドアが開閉しにくくなったときのリフォームの工夫」 をテーマに、毎日の出入りを快適にし、防犯性も高めるためのリフォームアイデアをご紹介します。
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