
階段の老朽化で感じる危険とバリアフリー改修とは
安心・安全な住まいづくりのポイント
階段は毎日の生活に欠かせない移動経路ですが、家が古くなるにつれて「踏み板のきしみ」「手すりのぐらつき」「段差の高さ」などが目立つようになります。これらの老朽化を放置すると、つまずきや転倒など大きな事故につながる可能性が高まります。特に高齢者や小さなお子さまがいる家庭では、安全性の確保が何より重要です。
この記事では、階段の老朽化で感じる危険と、安心できるバリアフリー改修の方法について詳しくご紹介します。
階段の老朽化で見られる主なサイン
まずは、階段が老朽化しているかどうかを判断するためのサインを確認してみましょう。
- 踏み板のきしみや割れ
- 上り下りの際に「ギシギシ」と音が鳴る。
- 踏み板に小さな亀裂や沈み込みが見られる。
- 手すりのぐらつき
- 力を入れると手すりが動く。
- ネジや金具が緩んでいる。
- 段差や蹴上げの高さが不均一
- 一部の段だけ高さが違うと、つまずきの原因になる。
- 滑りやすい表面
- 経年劣化により表面がツルツルになっている。
- カーペットがめくれている。
- 照明不足
- 夜間や雨の日など、階段が暗く足元が見えにくい。
これらのサインを放置すると、転倒事故や骨折といった大きなケガにつながるリスクがあります。
老朽化した階段を放置するリスク
- 転倒事故の増加
高齢者にとって階段の昇降は大きな負担。段差が高かったり滑りやすかったりすると転倒の危険性が高まります。 - 家の資産価値の低下
階段は住宅の重要な構造部分。老朽化を放置すると、家全体の評価や将来的な売却価格にも影響します。 - 緊急時の避難経路としての危険性
災害時に階段が壊れていたり滑りやすいと、避難が困難になり大きなリスクとなります。
バリアフリー改修の主な方法
階段を安全で使いやすいものにするためには、以下のような改修方法があります。
1. 手すりの設置・補強
- 上下両側に手すりを設置することで、安定感が大幅にアップします。
- 既存の手すりがぐらついている場合は、金具や下地を補強しましょう。
2. 踏み板・段差の改善
- 段差が高すぎる場合は、リフォームで高さを調整することが可能です。
- 踏み板が割れている場合は、新しい素材に張り替えましょう。
3. 滑り止め加工
- 踏み板にノンスリップ加工を施す。
- 滑り止めマットやカーペットを敷く方法も有効です。
4. 照明の設置
- 足元を照らすLEDライトを追加することで、夜間でも安全に移動できます。
- 人感センサー付き照明なら自動で点灯するため、さらに安心です。
5. 昇降補助機器の導入
- 高齢者や身体に不安がある方には、階段昇降機の設置も検討できます。
バリアフリー改修のメリット
- 事故防止による安心感
毎日の生活で「階段が危ない」と感じるストレスがなくなります。 - 高齢になっても住み続けられる家に
将来的な介護や安全面を考慮すると、早めの改修が安心です。 - 住宅の価値を維持できる
階段を含めた住宅全体のメンテナンスが資産価値の維持につながります。
まとめ
階段の老朽化は見過ごされがちですが、転倒やケガのリスクを高める大きな要因です。
「手すりのぐらつき」「段差の不均一」「滑りやすさ」などを感じたら、早めにリフォームを検討することをおすすめします。
バリアフリー改修を行うことで、家族全員が安心して暮らせる住まいへと変えることが可能です。
次回予告
次回は 「玄関収納が壊れたときの修繕とリフォームのポイント」 をテーマに、毎日の出入りをスムーズにし、使いやすさと美観を両立するためのリフォームアイデアをご紹介します。
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