GX志向型住宅が再開!補助額は“減額”!!
減額理由と今建てるべき家の基準とは?
こんばんは、かおり木工房のそうのです。
今日から12月。
今年も残り1ヶ月ですね。
街中も少しずつ年末モードになってきて、静岡市内の現場でも「年内に片付けたい工事」や「来春着工の打ち合わせ」が本格化してきました。
そんな中、今日一番のニュースは——
GX(グリーントランスフォーメーション)志向型住宅の補助金が再開したこと。
しかも、金額が下がりました。
この「補助金が復活した」という事実よりも、
「なぜ金額が下がったのか?」
「これから家を建てる人はどう考えるべきか?」
ここを正しく理解しておかないと、来年の家づくりで後悔する可能性があります。
今日はそのあたりを深掘りしていきます。
なぜGX補助金は“金額を下げて再開”したのか?
まず、多くの人が誤解しがちなポイントがあります。
「景気対策や国の住宅政策は、良くなることがあっても
性能基準が緩くなることはない」
ということです。
実は国の本音はシンプルで、
「日本の住宅性能を底上げしたい」
そのための取っ掛かりとして、補助金が存在しています。
ただし…
昨年から今年にかけて、申請件数は一気に増えました。
理由は2つ。
● ① 長期優良住宅が“実質的な最低ライン”になりつつある
今までは
「性能にこだわる人だけが高性能住宅を建てる」
という図式でした。
ですが近年、光熱費の高騰や夏の猛暑、冬の寒波で、
「高断熱じゃないと暮らせない」
という一般層の感覚が変わってきました。
● ② 全国で“高性能住宅を建てる工務店”が増えた
特に、松尾式を学んだ地域工務店が増え、
旧来の「なんとなくの断熱」ではなく、
科学的に裏付けられた省エネ設計が広がった。
結果、補助金の需要が爆発的に増え、
予算が追いつかなくなったため金額を調整した。
これが国の本音です。
補助金の金額が下がるという現象が意味すること
補助金は上がったり下がったりするように見えますが、
実は“波の形”をしています。
- 補助金を上げて性能を底上げ
- 全国の工務店・住宅会社が追いつく
- 新基準へ移行が完了し、補助金を下げる
- 新しい性能基準がスタンダードになる
今回のGX志向型住宅の「金額低下」は、
国が求める住宅性能が「ここ数年で一つ上のレベルに定着した」
というサインです。
つまり、今後は
断熱等級5や6は「特別な性能」ではなく、「最低ライン」に近づいていく
と読めます。
ここを理解しておかないと、
「補助金が減ったから性能を落とす」
という最悪の判断につながります。
では、これから家を建てる人はどう考えるべきか?
ここからが今日の本題です。
補助金が減っても、性能を下げるべきではありません。
理由は明確で、光熱費と快適性は確実に性能に比例するからです。
特に静岡市は
- 夏暑い
- 冬は底冷えする
- 湿度が高い
- 台風・大雨も増えている
という特殊な気候。
中途半端な性能では、30年後に必ず後悔します。
かおり木工房では、
C値0.3以下・断熱等級6以上・松尾式一種換気+全館空調
を“基準値”にしていますが、これは補助金のためではありません。
理由はたったひとつ。
「性能は後から取り戻せないから」です。
間取りはリフォームできます。
外構も使い方で変えられます。
でも、
断熱材・気密・窓・換気・躯体性能は
後から取り返すことが不可能。
補助金がどう変化しようと、
家の“本質的価値”は性能そのものです。
今年の冬は「性能差が生活の差」になる
今年の11月も、気温のアップダウンが激しかったですね。
家の性能が悪いと、これがそのまま「生活の疲れ」として積み上がります。
たとえば——
- 朝起きて「寒い」と感じる
- エアコンを強くかけないと効かない
- 脱衣室や廊下だけ寒い
- 窓周りに結露
- 夜になると足元が冷える
これらは 家そのものがあなたに負担をかけている状態 です。
もし今年の冬、
少しでも「寒さストレス」を感じるなら、
それは性能改善を真剣に考えるサイン。
逆に、性能が高い家に住んでいる人は、
「冬は苦痛」という感覚がなくなります。
補助金より、大事な考え方
僕がいつもお客様にお伝えしているのは、
補助金は“おまけ”。
家は一生。”
ということ。
国の制度は毎年変わるし、
予算や政治が絡むので突然の改変もあります。
ですが、
“家族の健康と快適性”は変わりません。
補助金に翻弄されず、
冷静に“暮らしの価値”で判断してほしい。
今、性能を妥協しない家を建てる人は、
10年後・20年後に
「本当にあの時やって良かった」
と必ず言います。
その答えを、静岡市で何十棟も建ててきた現場経験が証明しています。
来年に向けての家づくりは「今」が一番判断が難しい
- 光熱費の高騰
- 補助金の変化
- 物価の上昇
- 人件費の上昇
- 建材コストの変動
- 新築着工数の歴史的減少
これらが混ざり合って、家づくりは今「過去一迷いやすい」状態。
だからこそ、
“情報の整理”と“正しい性能の理解”が重要。
かおり木工房では常に最新情報をキャッチし、
補助金・制度・物価・住宅性能を
「お客様の立場で」お伝えしています。
今日のまとめ
- 12月1日、GX志向型住宅が再開
- ただし補助金額は下がった
- これは“性能の全国レベルアップ”が理由
- 補助金に合わせて性能を削るのは危険
- 家の本質は“性能”であり“快適性”
- 静岡市は中途半端な性能では将来後悔する
- 来年の家づくりは冷静な判断が最重要
年末に向けて、家づくりを考えている方は、
ぜひ一度、性能と費用と制度のバランスを
一緒に整理しましょう。
このブログが、あなたの家づくりの迷いを
少しでも軽くするきっかけになれば幸いです。
それでは、また。
賢い夫婦がやっぱり選んだ注文住宅専門工務店「かおり木工房」
住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
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