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なぜ春の夜はまだ寒いのか?家の断熱不足で起きる理由

こんばんは、かおり木工房のそうのです。

3月も終わりに近づいてきて、春らしさを感じる日が増えてきました。

昼間は暖かくても、夜になると急にひんやりして、「昼は暖かかったのに、家の中が思ったより寒い」と感じた方も多かったのではないでしょうか。

こういう日に住まいで起きやすいのが、
昼は過ごしやすいのに、夜になると急に寒く感じる家です。

実はこれ、多くの家で起きています。

春になると外の空気がやわらかくなり、冬のような強い寒さは減ってきます。ところが、住宅の性能差はむしろこの時期にわかりやすく出ます。なぜなら、真冬のようにずっと暖房を強く入れるわけではないからです。昼の暖かさに油断して暖房を止め、夜に気温が下がったとき、家そのものの性能がそのまま体感に出てしまうのです。

なぜ春の夜だけ寒く感じるのか

原因は、単純に「夜は気温が下がるから」だけではありません。

本当の原因は、
家が熱をためられないことです。

断熱性能が弱い家は、昼間に暖まった空気や室内の熱が外へ逃げやすくなります。さらに気密が甘い家は、見えないすき間から冷たい外気が入り込みます。昼間はなんとか持っていても、夕方から外気温が下がると、室内の温度も一緒に落ちやすくなります。

つまり春の夜に寒い家は、春だから寒いのではなく、
熱を逃がしやすい構造になっていることが多いのです。

家の構造に原因がある

ここで大事なのが、断熱・気密・換気のバランスです。

断熱は、外の暑さ寒さを室内に伝えにくくするものです。
気密は、すき間を減らして、計画しない空気の出入りを抑えるものです。
換気は、必要な空気を必要な量だけコントロールするものです。

この3つがそろってはじめて、家の中の温度は安定します。

逆に、断熱材だけ入っていても、すき間が多ければ空気は逃げます。気密だけ高くても、日射の取り入れ方や遮り方が悪ければ、快適にはなりません。さらに換気計画が雑だと、せっかく整えた室温を崩してしまいます。

春のように昼夜の寒暖差がある時期は、この弱点がとても出やすいのです。

放置すると起きる危険

「春先にちょっと寒いだけ」と思うかもしれません。

でも、ここを軽く見るのは危険です。

まず、朝晩の冷え込みで体がストレスを受けます。特に寝起きや入浴前後、脱衣室や廊下、トイレとの温度差が大きい家では、体感以上に負担がかかります。

次に、暖房の入れ直しが増えるため、光熱費が上がりやすくなります。せっかく外が暖かくなってきても、家の性能が低いと「暖房を切ると寒い、つけると電気代がかかる」という状態から抜け出せません。

さらに、表面温度の低い壁や窓まわりでは、湿気の条件によって結露の原因にもつながります。春は冬より油断しやすい分、見逃されやすい時期でもあります。

正しい対策

対策は、とてもシンプルです。

家全体の熱の逃げにくさを上げること。

つまり、

  • 断熱性能を高める
  • 気密をしっかり取る
  • 換気を設計通りに働かせる
  • 窓の性能と日射の扱いを見直す
  • 部屋ごとの温度差を減らす

この積み重ねです。

かおり木工房では、単に断熱材の種類だけで判断するのではなく、家全体の設計として温熱環境を整えることを重視しています。春の夜に寒い、夏の夜に熱がこもる、冬の朝だけつらい。こうした悩みは、だいたい材料ひとつではなく、設計全体の問題です。

だから家づくりは、
材料より設計です。

数字だけを並べるのではなく、実際にどれだけ温度差が減るのか、どれだけ暮らしやすくなるのか。そこまで考えて初めて、本当に快適な家になります。

まとめ

春は暖かい季節と思われがちですが、家の性能差がはっきり出る季節でもあります。

昼は暖かいのに、夜になると寒い。
その理由は、季節のせいだけではありません。
家が熱をためられず、外に逃がしてしまっている可能性があります。

静岡で家づくりを考えるときも、
「冬が終わったから寒さ対策はもういい」ではなく、
春の夜にどう感じる家かまで見てほしいと思います。

静岡 家づくりは、見た目だけでなく、こうした見えにくい快適性の積み重ねで差が出ます。
静岡 工務店を選ぶときは、春や秋の中間期まで含めて温熱環境を考えているか。
静岡 断熱や静岡 結露の悩みを本気で減らしたいなら、そこを確認することが大切です。


この記事を書いた人

かおり木工房 代表 宗野太輔

静岡市葵区瀬名川を拠点に、注文住宅・設計・リフォーム・不動産まで一貫して携わる地域密着の住宅会社「かおり木工房(有限会社DAMソウショウ建築)」の代表。

一般建築業、二級建築士事務所、宅地建物取引業の許可に加え、耐震診断補強相談士、地震被災建築物応急危険度判定士、ブロック塀診断士などの資格・所属情報を公開しています。

大工の家に生まれ、子どもの頃から現場に親しみ、自身でも設計と施工の両方を学びながら家づくりを続けてきました。住み心地を追求する中で、松尾式の考え方も学び、高断熱・高気密・パッシブ設計・空調計画を踏まえた家づくりに取り組んでいます。


賢い夫婦がやっぱり選んだ
注文住宅専門工務店「かおり木工房」

静岡市で
高気密・高断熱・一種換気+全館空調(松尾式)
寒暖差に振り回されない家づくりを行っています。

住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587-4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市