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春なのに家が寒い理由とは?朝晩の冷えが残る構造を解説

こんばんは、かおり木工房のそうのです。

今日は3月21日。春分を過ぎて、暦の上ではもう春です。
それでも今日の静岡は、朝6時で8℃前後、15時でも14℃ほどで、風も強く、体感ではまだまだ冷たさを感じる一日でした。実際、3月21日の静岡は日中でも13〜14℃台、朝は8℃前後で推移していて、春らしさと同時に、朝晩の冷え込みもはっきり残っています。 (タイムアンドデート)

こういう日に、お客様からよく聞くのが
「昼間は少し暖かいのに、朝は家の中が寒い」
「春になったのに、床や北側の部屋だけまだ冷たい」
という声です。

実はこれ、気のせいではありません。

春なのに家が寒いのは、単純に外気温だけの問題ではなく、家の構造そのものに原因があることが多いのです。

なぜ春なのに家が寒く感じるのか

春は冬ほど寒くないので、つい「もう暖房はいらないかな」と感じます。
ですが、住宅の世界ではこの時期が意外と曲者です。

日中に少し気温が上がっても、朝晩はまだ冷えます。さらに、冬の間に冷え切った床下、北側の壁、日射の入らない部屋は、すぐには暖まりません。外が春でも、家の中の一部にはまだ“冬が残っている”ような状態になるのです。

特に昔の家や、断熱・気密の弱い家ではこの差が大きく出ます。昼間に少し暖まった空気も、夕方から一気に逃げてしまい、朝にはまた冷たい空気に入れ替わってしまうからです。

家の構造に原因がある

なぜそうなるのか。
原因は、家の性能バランスです。

よく「断熱材は入っているから大丈夫」と思われがちですが、実際には断熱だけでは足りません。大切なのは、断熱・気密・換気の3つがそろっていることです。

断熱が弱いと、外の冷たさが壁や窓からじわじわ入ってきます。
気密が弱いと、せっかく暖めた空気がすき間から逃げていきます。
換気計画が不十分だと、空気がよどんだり、逆に必要以上に冷たい空気を引き込んでしまうこともあります。

さらに春は、南側の日射で暖かくなる場所と、北側の冷えが残る場所の差が出やすい時期です。
この温度差がある家では、「リビングはまだいいけれど、廊下や洗面が寒い」「2階は暑いのに1階は冷える」といった現象が起きやすくなります。

つまり、春の寒さは季節のせいだけではなく、家の中の温度を均一に保てない構造の問題でもあるのです。

放置すると起きる危険

これを放置すると、単に不快というだけでは済みません。

まず起きやすいのが、結露です。
春は昼夜の温度差が大きく、湿度も上がりやすい時期です。冷たい窓や壁の表面に湿気が触れると、結露が発生しやすくなります。

その状態が続くと、カビの原因になります。
押し入れの奥、北側の部屋、家具の裏、洗面脱衣室などは特に注意が必要です。

さらに、朝晩だけ寒い家は、体にも負担をかけます。
暖かいリビングから寒い洗面室やトイレへ移動するだけで、血圧が変動しやすくなります。冬だけでなく、春先もこうした温度差は油断できません。

静岡は温暖な地域と思われがちですが、だからこそ家の寒さを軽視しやすい面があります。
「このくらい普通」と我慢している家ほど、実は改善余地が大きいのです。

正しい対策

正しい対策は、暖房器具を増やすことではありません。
家そのものの性能を見直すことです。

まず重要なのは、窓です。家の熱の出入りは窓の影響が非常に大きいので、内窓や高性能サッシの効果は大きいです。
次に、床・壁・天井の断熱バランス。どこか一部だけ強くしても、他が弱ければ快適にはなりません。

そして、見落とされやすいのが気密です。
C値が悪い家は、春のような中間期でも外気の影響を受けやすく、室温が安定しません。高気密住宅は、冬だけでなく春先の朝晩の冷えにも強いのです。

さらに、一種換気を含めた換気計画がしっかりしている家は、温度だけでなく空気の質も安定しやすくなります。
私たちかおり木工房では、断熱等級だけを見るのではなく、気密、換気、日射取得、日射遮蔽まで含めて、家全体を設計で整えることを大切にしています。

家づくりは、材料だけでは決まりません。
数字だけでも決まりません。
本当に大切なのは、静岡の気候を踏まえたうえで、どう設計するかです。

まとめ

春なのに家が寒い。
その理由は、外がまだ少し寒いから、だけではありません。

家の中に温度差が残る構造、熱が逃げやすい窓、冷えをためこむ床や壁、そして空気の流れまで含めた設計の差が、暮らしやすさの差になります。

静岡で家づくりを考えるとき、冬の寒さだけでなく、春先の微妙な冷えまで快適にできるかどうか。
そこまで考えられている家は、住み始めてからの満足度が大きく変わります。

家づくりは
材料より
設計です。

外部参考:気象データの確認には気象情報サイトや気象庁の発表も参考になります。今日の静岡の気温推移も、朝の冷えと日中の伸び切らなさがはっきり出ていました。 (タイムアンドデート)

賢い夫婦がやっぱり選んだ
注文住宅専門工務店「かおり木工房」

静岡市で
高気密・高断熱・一種換気+全館空調(松尾式)
寒暖差に振り回されない家づくりを行っています。

住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587-4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市