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春なのに2階だけ暑い理由は?家の窓設計を解説

春なのに2階だけ暑い理由は?家の窓設計を解説

こんばんは、かおり木工房のそうのです。

4月16日の静岡は晴れて、最高気温は23.2℃、最低気温は14.2℃でした。浜松でも25.8℃まで上がっていて、春というより少し初夏を感じるような一日だったと思います。

こういう日の夕方に、お客様から意外とよく聞くのが、

「今日は外は気持ちよかったのに、2階だけやけに暑いです」

という声です。

実はこれ、家の性能が低いから起きるとは限りません。

むしろ最近は、断熱をしっかり考えている家でも、窓の取り方や日射の考え方が甘いと、春の段階で2階だけ暑くなることがあります。

今日はこの
「春なのに2階だけ暑い」
という現象について、静岡 家づくりの視点でわかりやすくお話しします。

なぜ春なのに2階が暑くなるのか

春は真夏ほど外気温が高くありません。

そのため、多くの方は
「まだ暑さ対策は早い」
と考えがちです。

ですが、家の中の暑さは、外気温だけで決まりません。

大きく影響するのが
日射
です。

つまり春の晴れた日は、
外は快適でも、
窓から入った日射が室内にたまり、
特に2階で熱がこもりやすいのです。

しかも2階は屋根に近いので、
屋根面からの熱の影響も受けやすい場所です。

ここで勘違いしやすいのが、

「断熱等級が高ければ暑くならない」

という考え方です。

実際はそう単純ではありません。

断熱は、外の熱を伝わりにくくしたり、室内の熱を逃がしにくくしたりする性能です。
一方で、窓から強い日射が入れば、その熱は室内に取り込まれます。

つまり、

断熱が高い家ほど、入ってきた熱も逃げにくい

という面があります。

これが、春の2階の暑さの正体です。

家の構造に原因がある

この現象の原因は、単なる「気候」ではなく、
家の構造にあります。

特に注意したいのは次の3つです。

1. 南・西の窓が大きい

春は太陽高度が上がってきますが、時間帯によっては西日もかなり強く入ります。
特に2階ホール、階段上、子ども部屋に大きな窓があると、夕方に一気に暑くなりやすいです。

2. 庇や外側の日よけがない

窓の外で日射を遮る工夫がないと、ガラスを通して熱がそのまま室内に入ります。
カーテンやロールスクリーンは室内側なので、まぶしさは抑えられても、熱そのものを防ぐ力は限定的です。

3. 吹き抜けや階段で熱が上に集まる

暖かい空気は上にたまります。
1階がそこまで暑くなくても、上がってきた熱と日射の熱が重なることで、2階だけ不快になることがあります。

このあたりを考えずに、
「窓は大きいほど明るくて気持ちいい」
「春はまだ暑くないから大丈夫」
で設計すると、住み始めてから後悔しやすくなります。

放置すると起きる危険

春の2階の暑さを軽く見ると、夏にもっと困ります。

なぜなら、4月で暑い家は、
7月、8月になるとさらに厳しくなる可能性が高いからです。

例えばこんなことが起きます。

  • 子ども部屋だけ寝苦しい
  • 2階のエアコンが早くから必要になる
  • 冷房を入れても効きが悪い
  • 吹き抜けのある家で上下の温度差が大きくなる
  • 電気代が思った以上にかかる

ここで大事なのは、
「設備で無理やり抑える前に、そもそも熱を入れすぎない設計にする」
という発想です。

静岡 家づくりでは、冬の暖かさばかり注目されがちですが、
実は春から秋にかけての
日射遮蔽
がとても重要です。

静岡は比較的温暖な地域なので、
断熱の数値だけを見て満足してしまうと、
住んでから
「思ったより暑い」
が起こりやすい地域でもあります。

正しい対策

では、どうすればいいのか。

答えは、
断熱・気密・換気に加えて、
日射設計まで含めて家を考えること
です。

具体的には、

  • 窓の向きと大きさを整理する
  • 南面は冬の日射取得と夏の日射遮蔽のバランスを考える
  • 西面の窓は取り方を慎重にする
  • 庇、軒、外付けシェードなど外側で日射を止める
  • 2階ホールや吹き抜け上部の熱だまり対策を考える
  • 全館空調やエアコン計画を建物性能とセットで考える

ここを最初から設計できるかどうかで、
住み心地はかなり変わります。

家づくりは、
断熱材の種類だけでも、
窓の性能だけでも、
エアコンの台数だけでも決まりません。

それらをどう組み合わせるかです。

かおり木工房では、
高気密・高断熱だけでなく、
日射取得と日射遮蔽、
換気計画、
空調計画まで含めて
「暮らしてから困らないか」
を考えながら設計しています。

静岡 工務店を探している方ほど、
性能の数字だけでなく、
その数字をどう暮らしにつなげるかを見ていただきたいと思っています。

まとめ

春の晴れた日に2階だけ暑くなるのは、
気のせいではありません。

原因は、
家の構造と窓設計にあります。

断熱性能が高い家でも、
日射の扱い方を間違えると、
春から暑さのストレスが出てきます。

だからこそ、
静岡 家づくりでは

冬の暖かさだけでなく、
春と夏の涼しさまで見据えた設計が必要です。

家づくりは
材料より
設計です。

見学会やご相談でも、
「なぜこの窓位置なのか」
「なぜこの庇の長さなのか」
まで説明できる会社かどうかを、ぜひ見てみてください。

それだけで、家づくりの失敗はかなり減らせます。


会社情報

賢い夫婦がやっぱり選んだ
注文住宅専門工務店「かおり木工房」

静岡市で
高気密・高断熱・一種換気+全館空調(松尾式)
寒暖差に振り回されない家づくりを行っています。

住所:静岡市葵区瀬名川1-27-53
電話:054-261-2807(10時〜17時)
社長直通:090-6587-4713(「HP見た」とお伝えください)
施工エリア:静岡市・焼津市・藤枝市