中東情勢が静岡の家づくりに影響?今知っておくべきこと|かおり木工房
こんばんは、かおり木工房の宗野です。
最近、お客様からこんなご質問をいただくことが増えてきました。「中東が不安定みたいだけど、家づくりって大丈夫ですか?」「建材が高くなるって聞いたけど、今動いても間に合いますか?」という内容です。
実は私も、仕入れ先や建材メーカーさんからの連絡がここ数週間でずいぶん増えまして、現場としても無視できない状況になってきています。今日はその話を、できるだけ正直にお伝えしたいと思います。
不安をあおりたいわけではありません。ただ、家づくりを考えている方には、知らないでいるよりも、正確な情報を持ったうえで判断してほしいんです。
何が起きているのか、まず事実から
2026年の春、中東情勢が大きく動きました。イランとの軍事的な緊張が高まり、ホルムズ海峡が事実上の封鎖状態に入っています。ホルムズ海峡というのは、中東から運ばれる原油の大部分が通る、世界で最も重要な海の関所のような場所です。
「それと家づくりに何の関係があるの?」と思われる方も多いと思います。実は、深い関係があるんです。
住宅の建材には、石油を原料とするものがたくさんあります。断熱材、塗料、接着剤、シーリング材、サッシのパッキン、壁紙……挙げればきりがありません。これらはナフサという石油製品から作られていて、その調達が今、非常に不安定になっています。
具体的に何が値上がり・供給停止しているのか
現場の肌感覚でお伝えします。今、私たちが建材メーカーさんから受け取っている連絡の内容はこういうものです。
断熱材については、カネカの「カネライトフォーム」が4月出荷分から40パーセントの値上げです。一般的な住宅で断熱材を250枚前後使うとすると、この一品目だけで1棟あたりおよそ50万円のコスト増になる計算です。デュポンのスタイロフォームも5月出荷分から同様の値上げが予告されています。
塗料に使うシンナーは、最大75パーセントの値上げ通知が届いています。屋根材のルーフィングも5月出荷分から40〜50パーセントの改定が来ています。
そして、先日驚いたのがTOTOの動きです。ユニットバスやシステムバス、トイレユニットの新規受注を停止するという通知が取引先に届きました。「納期が読めないので、新しい注文は一時受け付けられない」という内容です。住宅設備の大手がここまで踏み込んだのは、私の記憶では初めてのことです。
ウッドショックとは何が違うのか
2021〜2022年に起きたウッドショックを覚えていらっしゃる方もいると思います。木材価格が急騰して、家が建てられないという声がたくさん出た、あの騒ぎです。
あのときとの大きな違いは、今回の問題が「木材一品目」ではなく「石油から作られる資材すべて」に及んでいる点です。断熱材、接着剤、塗料、サッシのパッキン、壁紙……住宅に使われる部材の多くが影響を受ける可能性があります。
それから、ウッドショックのときは「木材の価格が落ち着けば元に戻る」という期待がありました。でも実際には、価格が落ち着いても住宅全体の価格は元には戻りませんでした。一度上がったコストは、なかなか下がらないんです。今回も、同じことが起きる可能性が高いと私は見ています。
工期に影響が出るリスクも考えておいてほしい
価格の話だけではなく、「物が手に入らない」という問題も出てきています。
TOTOがユニットバスの受注を止めたように、今後ほかのメーカーでも同様の動きが出てくる可能性があります。家を建てる途中で「設備が届かない」となると、工期が大幅に伸びてしまいます。引っ越しの時期が決まっている方、お子さんの入学に合わせて新居を考えている方にとっては、これは深刻な問題になりかねません。
私たちとしても、今後の見通しを建材メーカーさんに問い合わせながら進めていますが、正直なところ「いつ頃落ち着くか」は誰にも断言できない状況です。
では、今家づくりを考えている方はどうすればいいのか
こういう状況を話すと「じゃあ待ったほうがいいですか?」とよく聞かれます。これ、難しい質問なんです。
待てば情勢が落ち着いて価格が下がる、という保証がありません。ウッドショックのときのように、待っている間に価格がさらに上がってしまう可能性もある。一方で、無理に急いでも設備が揃わず工期が延びるリスクもある。
私がお客様にお伝えしているのは、「早め早めの確認と決断が、今の時期は特に大切です」ということです。具体的には、打ち合わせを始めているなら設備の仮押さえを急ぐ、これから検討を始めるなら早めにご相談いただく、という動き方です。
何も決まっていない段階でも、相談だけしていただくことで「うちなら今どう動けるか」をお伝えできます。
こういうときだからこそ、信頼できる工務店を選んでほしい
不安定な状況になると、建材の調達力や仕入れ先との関係性が、工務店によって大きな差になって出てきます。
うちは静岡で三十年以上、地元の仕入れ先と長く付き合いを続けてきました。こういう局面で「優先的に確保してもらえる」という関係性は、一朝一夕には作れません。それが地元工務店の強みのひとつだと思っています。
また、石油系建材の影響を受けにくい素材を最初から設計に取り入れるという選択肢もあります。無垢の木材、漆喰、和紙などの自然素材は、ナフサ由来の製品よりも調達が安定しているケースがあります。かおり木工房ではこうした材料とも長年付き合いがありますので、状況に応じた提案ができます。
まとめ|正直に言います、今は動きどきです
普段、私はあまり「今がチャンス」「急いでください」とは言わないようにしています。家づくりは焦って決めるものではないと思っているからです。
ただ、今回ばかりは、現場の実感として「早く動いた方がいい」と言わざるを得ません。価格の問題だけでなく、設備が手に入らない、工期が読めないという問題が現実になってきているからです。
「何となく気になっていたけど、まだ先でいいかな」と思っている方、一度話を聞きにきてみてください。今の状況をできるだけわかりやすくお伝えしながら、その方に合ったペースで考えるお手伝いをします。
静岡の春は短いですね。新緑がきれいな季節になりました。どうかご自身のペースで、でも一歩踏み出す勇気を持っていただければ嬉しいです。
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