「夏至の日に考える、夏涼しく冬暖かい家の秘密」
こんばんは、かおり木工房そうのです。
今日の静岡市は「夏至」。
一年で最も昼の時間が長いこの日、太陽は一年の中で
最も高い位置を通ります。
意外なことに、夏至＝一年で最も暑い日ではありません。
実際には、地面や空気が太陽熱を蓄えていく
「蓄熱遅れ」によって、本格的な暑さは
7月末〜8月にかけてピークを迎えるのが一般的です。
でもだからこそ、この「夏至」にこそ考えておきたいのが、
「夏の暑さ」と「冬の寒さ」にどう備えるか。
「夏の暑さ」と「冬の寒さ」は同時に対策できるのか？
結論から言えばできます。
でも、やり方を間違えると、夏にサウナのように暑くなり、
冬に底冷えするような家になってしまいます。
例えば、「南側に大開口を作れば冬は暖かくなる」
と言うのは半分正解で、半分不正解。
実はこの考え方、「太陽に素直な設計」を
していないと、夏は強烈な日差しで室内が
オーブンのようになってしまうんです。
【夏至から逆算する】太陽の動きを味方にする設計とは？
静岡市のような温暖な地域では、冬の暖房よりも、
夏の暑さ対策の方が長期的に重要になります。
でも、松尾式全館空調や高気密高断熱住宅（0.3以下）を
採用する私たちは、
「太陽をコントロールする設計」を第一に考えます。
その代表が、
・庇や軒の出を調整して、夏至の太陽は遮り、冬至の太陽は取り込む
・南面に断熱性の高い窓を配置しつつ、日射遮蔽を工夫
・反射率の高い外壁・屋根材を剪定して蓄熱を抑える
という設計と素材で勝つ方法です。
単なるエアコンの強化や高断熱ではなく、
「自然の力を受け流す」家づくりなんです。
夏でも涼しい家は「風」と「空調」の合わせ技
「高気密住宅って、風が通らないから暑いのでは？」と
言う声もよく聞きます。
でも、それは設計と換気計画ができていない家の話。
当社の家は、
・一種換気（熱交換）＋全館空調＋空気清浄機
・建物全体を同じ湿度帯でコントロール
・ドアを閉めても空気の流れが確保される構造設計
冷暖房効率が非常に高く、かつ空気の流れも自然に近いんです。
つまり「機械まかせ」ではなく、人が心地よいと
感じる風の動き＝温度の緩やかなグラデーションを
再現していること。
快適は温度ではなく「ストレスの少なさ」で決まる
家の快適さって、「22℃に保てばOK」じゃないんです。
実は、「日差しがジリジリしているのに室内が暗い」
「冷房は効いているのに床がひんやりして不快」
「寝室が涼しくならない」…など、
温度が一定でも不快になるケースが山ほどあるのです。
だからこそ、私たちは
・断熱×気密×日射コントロール
・松尾式全館空調での空気環境最適化
・パッシブ設計による「太陽の取り入れ方」の工夫
これらをトータルで設計し、
「夏でも快適、冬でも寒くない家」
をつくっています。
「夏至の今こそ、冬のことを考える」
夏至の日。これから日照時間は短くなっていきます。
つまり、冬に向かっての設計判断が必要になる季節が
始まるということでもあります。
静岡市で家づくりを検討されている方、
・「夏の暑さが不安」
・「冬の朝、布団から出るのがつらいのは嫌」
・「エアコン代がかかりすぎるのは困る」
そんな方には、私たちが１から設計する
「太陽に素直な家」をご提案いたします。
本当に快適な家は、
自然を否定するのではなく、
うまく付き合っていくことから始まるのです。
ご希望の方には、実際の全館空調体感会や
日射シミュレーションもご案内可能です。
お気軽にお問い合わせください。
それでは、また。
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