シューズクロークとは?後悔しない玄関収納を静岡市の工務店が解説
こんばんは、かおり木工房の宗野です。
静岡市も本格的な夏を前に、蒸し暑い日が増えてきました。この時期になると、雨で濡れた靴や傘、外遊びの道具などで玄関が散らかりやすくなり、収納の悩みを口にされる方が増えます。今日は、そんな玄関まわりをすっきり保つ「シューズクローク」について、後悔しないための考え方を静岡市の工務店の視点でお話しします。
シューズクロークとは
シューズクロークとは、玄関の脇に設けた靴やアウトドア用品などをまとめて収納できるスペースのことです。土間続きになっていることが多く、靴を履いたまま出入りできるのが特徴です。玄関の下駄箱だけでは収まりきらないベビーカーやゴルフバッグ、アウトドア用品、掃除道具などを一か所にまとめられるため、玄関の見える部分を常にすっきり保てます。
来客が目にする玄関はいつも片づいていて、生活感のある道具は扉の内側に隠せる。この「見せる玄関」と「しまう玄関」を分けられることが、シューズクローク最大の魅力です。
特に、お子さんのいるご家庭や、アウトドアや園芸などの趣味をお持ちのご家庭では、玄関に置きたいものがどうしても増えていきます。下駄箱だけでは早晩あふれてしまい、たたきに物が並んで雑然とした印象になりがちです。あらかじめ収納の量に余裕を持たせておけば、暮らしの変化に合わせて物が増えても慌てずに済みます。玄関は家族全員が毎日使う場所ですから、ここが整っているかどうかで、家全体の印象と使いやすさが大きく変わってきます。
ウォークインとウォークスルーの違い
ウォークインタイプ
出入り口が一か所のタイプです。玄関からクローク内に入り、また同じ入り口から戻ります。構造がシンプルで、限られた面積でも収納量を確保しやすいのが利点です。土地の広さに制約がある都市部の敷地でも取り入れやすい形です。
ウォークスルータイプ
入り口と出口が分かれていて、クロークを通り抜けて玄関ホールや室内に出られるタイプです。外から帰ってきて、靴を脱ぎ、上着や荷物を置いて、そのまま室内へ入るという動線が一直線につながります。買い物帰りや子どもの外遊びの後など、動きに無駄がなくなります。ただし通路分の面積が必要になるため、間取り全体のバランスを見ながら判断することが大切です。
失敗しないための三つのポイント
広さは欲張りすぎず、棚は可動式に
収納は広ければ良いというものではありません。広くしすぎると玄関ホールが狭くなり、かえって使いにくくなります。目安として一畳から二畳程度でも、棚の配置を工夫すれば十分に機能します。棚板は高さを変えられる可動式にしておくと、長靴やブーツ、季節の道具など、高さの違うものに柔軟に対応できます。
動線をふさがない配置にする
収納したいものを詰め込みすぎると、人が通る幅が確保できず、結局出し入れが面倒になります。何をどこに置くかを最初にある程度決めてから広さと棚を設計すると、使い始めてからのギャップが小さくなります。
湿気とにおい対策を忘れない
これがもっとも見落とされがちな点です。濡れた靴や傘を持ち込む場所ですから、湿気がこもるとにおいやカビの原因になります。窓や換気の経路を確保するか、家全体の計画換気の中にクロークを組み込んでおくことが欠かせません。特に静岡のように梅雨が長く湿度の高い地域では、この換気の計画が快適さを分ける大きな要素になります。
この三つに加えて、玄関ホールとの間に扉を設けるかどうかも考えどころです。扉を付ければにおいや生活感をしっかり隠せますが、開け閉めの手間が増えます。扉を付けずにゆるやかにつなげば、出入りは楽になりますが、収納の中身が見えないよう配置に気を配る必要があります。ご家庭がどちらを重視するかで最適な形は変わります。使う人の性格や暮らし方まで踏まえて決めると、住み始めてからのしっくり感が違ってきます。
換気と断熱で「におわない・じめじめしない」クロークに
シューズクロークのにおいやカビの多くは、湿気がこもることが原因です。かおり木工房では松尾式のG3断熱と一種換気を組み合わせ、家全体で計画的に空気を入れ替える設計を基本としています。クロークもその換気計画の中に含めておけば、締め切った土間空間でも空気がよどみにくく、じめじめした不快感を抑えられます。静岡は梅雨から夏にかけて湿度が高く、玄関の湿気対策は想像以上に重要です。断熱と換気をきちんと計画した家では、こうした収納空間の快適さまで底上げされます。においや湿気に悩まされない玄関収納は、設計段階の空気の流れ次第で実現できるのです。
暮らしに合わせた収納の中身を決めておく
シューズクロークを成功させる一番のコツは、設計の前に「何をしまうか」を具体的に書き出しておくことです。ご家族の靴の数はもちろん、ベビーカーや三輪車、ゴルフバッグやスキー用品、園芸道具やアウトドアチェア、防災用の備蓄品など、家庭によってしまいたいものは大きく異なります。これらを洗い出さずに広さだけを決めてしまうと、いざ暮らし始めてから「棚の奥行きが足りない」「背の高いものが入らない」といったずれが生じます。
また、収納する物の使用頻度によって置き場所を分けることも大切です。毎日使う靴は取り出しやすい高さに、季節ものや来客用は上段や奥にといった具合に、あらかじめゾーンを決めておくと、散らからないクロークを保ちやすくなります。コート掛けを設けて上着をかけられるようにしたり、宅配便の印鑑や鍵を置く小さな棚を用意したりと、玄関で必要な小物の居場所まで考えておくと、暮らしはさらに快適になります。静岡のご家庭でも、この事前の整理をしたお宅ほど、住み始めてからの満足度が高い傾向があります。
まとめ
シューズクロークは、玄関を常にすっきり保ちながら、たくさんの道具を無理なくしまえる便利な収納です。ウォークインとウォークスルーの特徴を理解し、広さは欲張らず、動線をふさがず、そして湿気とにおいの対策を最初から織り込むこと。この四つを押さえておけば、住み始めてからの満足度は大きく変わります。何をどこにしまいたいかをご家族で話し合うところから、理想の玄関収納づくりは始まります。静岡市で玄関収納にお悩みなら、どうぞお気軽にご相談ください。
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