【リフォーム工事】床の重ね張り

こんばんは。かおり木工房の石川です。

今日は、リフォーム工事で、床の張り替えをさせていただきました。

床の張り替えと言っても、既存の床の上から新しい床を張ってしまう、

重ね張りという工法です。

この工法は、元の床を剥がして張り替えるわけではなく、

元の床の上に新しい床板を張るため、

剝がす作業がない分、解体費用やゴミの処分費がかからないため、

作業時間も短くなりますし、リフォーム費用もお安く済みます。

また、近隣との兼ね合いで、解体時の音が気になる方にも

オススメですね。

とはいえ、全て完璧な工法。という訳でもなく、

上から新しい床を張る関係上、床の位置が床の厚み分高くなります。

そのため、敷居や扉が床の高さギリギリになっている場合、

その部分の解消をしないと扉が開かなくなってしまうケースもあります。

また、床材を剥がさない関係上、その下の下地の状況まで詳しく確認することは

出来ないため、腐食やシロアリの被害が出ていても対処出来ません。

床がブカブカしてきたり、

表面がボロボロになってしまうと、どうしても張り替えを検討されると思います。

その時に、重ね張りはかなり有効な手段になりますので、

事前の打ち合わせでしっかりと状況を伝え、現地確認を行えば、

時間やお金を多く使わずに済むと思いますよ(終)