図面を作りながら思うこと

こんばんは。かおり木工房の石川です。

最近は、事務所で図面書きの日々です。

打ち合わせをした記録を見ながら、

図面を作成していくのですが、

個人的に、かなり気をつかっているのが、

お客様から頂いた高さや幅の指示です。

意外と多いのが、

『ここに棚を付けたい。高さは床から60センチ』

のような指示。

こういった場合、

『60センチから上に荷物が置けるように、棚板を設置する』

と思いますよね？

ただ、

『60センチの物を下に置きたいから、

床から60センチ離して棚板を設置する』

という解釈も出来てしまうのです。

棚板には厚みがありますから、

その厚み分だけ、仕上がったときの高さが違うため、

『どっちも文面的には合っているけど、片方が間違っている』

という状態が生まれるんですよね。

これでモメるの嫌じゃないですか？

お客様的にも、あからさまなミスじゃない場合、

（言いにくいなぁ…。）

という感情が多少なりとも出ると思いますし、

それでギスギスする現場って嫌なんですよね。

家づくりは楽しくやらないと。

そんな当たり前なことやらないよ。

と思っているかもしれませんが、

住宅は決めることがたくさんあるので、

数あるうちの一つを見落とす事があるんです。

ご注意ください(終)