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静岡 工務店 玄関手すりとバリアフリー動線の家

老後に備える玄関手すりとバリアフリー動線とは?静岡市の工務店が解説

こんばんは、かおり木工房の宗野です。

静岡市も梅雨が明けて、朝から強い日差しの照りつける日が続いています。夏本番のこの時期は、家の中と外の温度差も大きくなり、体にこたえる季節でもあります。

今日は、50代60代の家づくりのご相談で必ずと言っていいほど話題になる「玄関の手すりとバリアフリー動線」について、新築の段階でどう考えておくべきかをお話しします。今は元気だから必要ない、と思われる方にこそ読んでいただきたい内容です。

なぜ新築の段階でバリアフリーを考えるのか

手すりやバリアフリーは、必要になってからリフォームで付ければいい。そう考える方は少なくありません。ただ、実際に後付けしようとすると、壁の中に手すりを固定するための下地が入っていない、廊下や開口部の幅が足りない、段差の解消に大がかりな工事が必要になる、といった壁にぶつかることがよくあります。

新築の段階なら、将来手すりを付けそうな場所にあらかじめ下地を入れておく、廊下や出入口を少し広めに取っておく、床の段差をなくしておくといった備えが、わずかな費用でできます。今すぐ手すりだらけの家にする必要はありません。将来の選択肢を残しておく設計にすることが、50代60代の家づくりでは大きな安心につながります。

玄関まわりで転倒が起きやすい理由

家の中の事故と聞くと階段を思い浮かべる方が多いのですが、実は玄関まわりも転倒の起きやすい場所だと言われています。理由ははっきりしています。靴の脱ぎ履きで片足立ちになる、上がり框という段差がある、雨の日は床が濡れて滑りやすい、外から入ると暗くて足元が見えにくい。バランスを崩す条件がそろっているのです。

静岡市の住宅は比較的敷地にゆとりがある分、玄関ポーチにも数段の階段が付くことが多く、外側にも段差が続きます。若いうちは意識すらしない場所ですが、年齢を重ねると毎日必ず通る玄関こそが、家の中でいちばん気を使う場所になっていきます。

玄関手すりの計画で押さえたいポイント

まず優先したいのは、上がり框の近くの縦手すりです。靴の脱ぎ履きで体を支える位置に一本あるだけで、動作の安定感がまるで違います。ポーチの階段にも将来設置できるよう、外壁側に下地や取り付けスペースを確保しておくと安心です。

あわせておすすめしたいのが、玄関のベンチや腰かけられる場所です。立ったまま靴を履くのがつらくなるのは、想像より早くやってきます。造り付けのベンチや、収納を兼ねた腰かけを設けておくと、荷物の一時置きにも使えて日々の暮らしでも便利です。上がり框の段差そのものを低めに設計したり、式台と呼ばれる中間の踏み台を設けたりする方法もあります。ここは敷地の高低差や間取りとの兼ね合いで決まるため、設計の早い段階で相談していただきたい部分です。

家の中のバリアフリー動線をどう作るか

手すりと並んで大切なのが、家の中の動線設計です。ポイントは、寝室からトイレまでの距離を短くすること、廊下や出入口の幅にゆとりを持たせること、床の段差をなくすこと、開き戸ではなく引き戸を選ぶことです。引き戸は開閉時に体の移動が少なく、開けたままにもできるため、年齢を重ねてからの暮らしやすさが大きく変わります。

照明の計画も動線の一部です。夜中にトイレへ立つときの廊下や玄関ホールには、足元を自動で照らす人感センサー付きの照明を仕込んでおくと、転倒の予防にも省エネにもつながります。スイッチの位置を低めにそろえておく、寝室からトイレまでの経路には物を置かない収納計画にしておく。こうした小さな積み重ねが、毎日の安心をつくります。

国も住宅のバリアフリー化を長年推進しており、国土交通省の住宅施策でも高齢期に備えた住まいづくりが重要なテーマになっています。新築でここまで備えておけば、将来介護が必要になった場合でも、大がかりな改修をせずに住み続けられる可能性が高くなります。

段差だけでなく温度のバリアフリーも

そしてもうひとつ、私たちが必ずお伝えしているのが温度のバリアフリーです。手すりや段差解消で転倒に備えても、冬の廊下や脱衣所が寒いままでは、ヒートショックという別のリスクが残ります。暖かいリビングから冷え切ったトイレや浴室へ移動したときの急激な温度変化は、血圧の変動を通じて体に大きな負担をかけます。静岡は温暖と言われますが、冬の朝の冷え込みは本物で、家の中の温度差は静岡市の住まいでも十分に起こります。

かおり木工房では、松尾式のG3断熱と一種換気、全館空調を組み合わせ、玄関も廊下も脱衣所も含めて家全体の温度を穏やかに保つ家づくりをしています。段差のバリアフリーと温度のバリアフリー。この両方がそろってはじめて、老後も安心して暮らせる家になると考えています。

新築時に備える費用と、後付けリフォームとの違い

気になるのは費用だと思いますが、新築時の備えは驚くほど小さな金額で済みます。手すり用の下地を壁に入れておく費用は数千円から数万円の単位ですし、廊下や開口部の幅を広げる、段差をなくすといった設計上の工夫は、間取りの検討段階なら追加費用ゼロでできるものも多くあります。一方、住み始めてからのリフォームでは、壁を剥がして下地を入れ直す、建具ごと交換するといった工事になり、同じ結果を得るための費用は何倍にもなりがちです。

もちろん、将来リフォームで対応する場合には、要支援・要介護の認定を受けた方の手すり設置や段差解消に介護保険の住宅改修費の支給制度が使える場合もあります。ただ、制度の利用には条件や上限があり、工事の間は暮らしにも負担がかかります。だからこそ私たちは、最初の設計で仕込めるものは仕込んでおき、将来の工事を最小限にする考え方をおすすめしています。設計時にご家族の身長に合わせて手すりの高さの目安まで決めておくと、いざ設置するときもスムーズです。

まとめ

玄関手すりとバリアフリー動線は、必要になってから考えるものではなく、新築の設計段階で仕込んでおくものです。手すりの下地、上がり框の高さ、ベンチ、引き戸、寝室とトイレの距離、そして家全体の温度差の解消。どれも今の暮らしを損なうものではなく、むしろ日々を快適にしながら将来の安心を積み立てる工夫です。

静岡市・焼津市・藤枝市で老後を見据えた家づくりをお考えの方は、今の暮らしと20年後の暮らしの両方から間取りを一緒に考えてみませんか。かおり木工房までお気軽にご相談ください。

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かおり木工房では、静岡市・焼津市・藤枝市を中心に、高気密・高断熱・一種換気+全館空調(松尾式)の注文住宅を手がけています。家づくりに関することは何でもお気軽にご相談ください。

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