ニッチと見せる収納とは?焼津市の工務店がメリット・デメリットを解説
こんばんは、かおり木工房の宗野です。
焼津市は今日も海風がありながらも家の中は湿度が高い一日で、家の中で過ごす時間が増える季節です。家にいる時間が長くなると、目に入る棚や飾り棚の心地よさが、暮らしの気分を少しずつ変えていきます。
今日は、注文住宅ならではの楽しみでもある、ニッチと見せる収納についてお話しします。壁の一部をくぼませたニッチや、あえて見せて飾る収納は、うまく使えば暮らしに彩りを添え、生活感を抑えながら片付けやすい空間をつくれます。一方で、計画を誤るとほこりがたまりやすかったり、使いにくくなったりすることもあります。メリットとデメリットの両方を知って、自分たちに合った取り入れ方を考えていきましょう。
ニッチと見せる収納とは
ニッチとは、壁の厚みを利用して一部をくぼませた飾り棚や小物置きのことです。廊下や玄関、階段まわり、トイレの壁などによく設けられ、花や写真、小さな置物を飾るのに向いています。見せる収納とは、扉のない棚やオープンシェルフに、本や食器、雑貨などをあえて見せながら並べる収納方法です。どちらも、しまい込むだけでなく、飾りながら使うという発想が共通しています。焼津市の海の近い暮らしでも、貝殻や写真を飾る場所として楽しめます。
ニッチ・見せる収納のメリット
最大のメリットは、空間に表情と個性が生まれることです。真っ白な壁が続く廊下も、ニッチが一つあるだけで目線に楽しみができ、住まいの印象が柔らかくなります。二つ目のメリットは、出し入れのしやすさです。扉を開ける動作がいらないため、よく使うものを見せる収納に置いておけば、片手でさっと取り出せます。キッチンでよく使う調味料や、玄関の鍵置きなど、動作の回数が多い場所ほど効果を感じられます。
三つ目は、壁の厚みを有効に使える点です。ニッチは既にある壁の中を利用するため、部屋を狭くせずに収納や飾りのスペースを増やせます。限られた床面積の中で、少しでも空間を広く使いたい場合には、頼りになる工夫です。さらに、家族の写真や子どもの作品を飾る場所を決めておくと、リビングが散らかりにくくなるという副次的な効果もあります。
ニッチ・見せる収納のデメリット
便利な一方で、注意点もあります。もっとも多いのが、ほこりがたまりやすいことです。扉がないぶん、飾ったものや棚板の上にほこりが積もりやすく、こまめな掃除が必要になります。飾るものを増やしすぎると、掃除の手間も比例して増えていきます。二つ目は、見せる収納は片付いた状態を保つ意識が必要な点です。ものを詰め込みすぎると、かえって生活感が出て雑然とした印象になってしまいます。
三つ目は、設計上の制約です。ニッチは壁の中に配管や柱、筋かいがある場所には設けられません。特に地震に備える耐力壁の部分には、原則としてくぼみをつくれないため、位置は構造との兼ね合いで決める必要があります。見た目の希望だけで場所を決めると、後から設けられないと分かることもあるため、早い段階で工務店と相談することが大切です。
後悔しないための計画のコツ
ニッチや見せる収納で失敗しないためには、まず飾るものや置くものを具体的に思い描くことが大切です。何をどこに置きたいかが決まっていれば、必要な奥行きや幅、高さが自然と決まります。飾る目的が漠然としたままつくると、結局ものが置かれず、ほこりだけがたまる場所になりがちです。目線の高さや、通るときに肩や荷物がぶつからない位置かどうかも、あわせて確認しておきましょう。
掃除のしやすさを考えるなら、飾る量はほどほどにおさえ、棚板は拭きやすい素材を選ぶと負担が減ります。見せる収納としまう収納を組み合わせ、見せたいものだけを見せ、生活感の出るものは扉付きの収納にしまうというメリハリをつけると、すっきりとした印象が長続きします。照明を仕込めば、夜にニッチが柔らかく浮かび上がり、ぐっと上質な雰囲気になります。無垢の木を使った棚は、木のぬくもりが加わり、飾るものを引き立ててくれます。木材の良さについては林野庁の情報も参考になります。
断熱・気密の家だからこそ活きる見せる収納
意外に思われるかもしれませんが、見せる収納の心地よさは、家の性能とも関わっています。断熱や気密が不十分な家では、壁の内側で結露が起きたり、部屋ごとの温度差でほこりが舞いやすくなったりします。かおり木工房では、松尾式のG3断熱と一種換気、全館空調を組み合わせ、家じゅうの温度差を小さく、空気をきれいに保つ家づくりをしています。空気が穏やかに流れる家は、飾ったものが傷みにくく、ほこりの積もり方もおだやかです。見せる収納を気持ちよく使い続けられるのは、こうした見えない土台があってこそだと考えています。
ニッチや見せる収納は、暮らし始めてから少しずつ育てていくものでもあります。最初からすべてを飾ろうとせず、季節の花や、旅先で見つけた小物、家族の写真などを、その時々の気分で入れ替えていくと、住まいが生きた表情を持つようになります。飾る場所が決まっていると、いただきものや思い出の品の置き場所に困らず、リビングのテーブルや棚の上が散らかりにくくなるという実用的な効果もあります。焼津市で暮らす方なら、海辺で拾った貝や、地域の祭りの記念品を飾る場所として使うのも楽しいものです。見せる収納は、片付けの手段であると同時に、暮らしの物語を映す場所でもあります。無理なく続けられる量と位置を、設計の段階から一緒に考えていきましょう。
飾る場所を計画するときは、家事や生活の動線の中で自然と目に入る位置を選ぶと、暮らしになじみます。玄関を入って正面の壁、廊下の突き当たり、階段を上りきったところなど、視線が止まりやすい場所にニッチを設けると、日々の暮らしにささやかな彩りが生まれます。奥行きは十センチから十五センチほどあれば小物を飾るのに十分で、深すぎると圧迫感が出ることもあります。飾るものの大きさに合わせて、幅と高さ、そして棚板の位置を丁寧に決めていくことが、使いやすさと美しさの両立につながります。
まとめ
ニッチと見せる収納は、空間に個性を与え、出し入れをしやすくし、壁を有効に使える魅力的な工夫です。反面、ほこりや設計上の制約という注意点もあり、飾るものと掃除の手間を具体的に想像したうえで計画することが後悔を防ぐ鍵になります。
焼津市で自分たちらしい飾り方や収納を取り入れた家づくりをお考えの方は、間取りの段階からニッチや見せる収納の位置を一緒に考えていきましょう。かおり木工房がお手伝いします。
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