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静岡 工務店 小屋裏収納とロフトのある家

小屋裏収納とロフトのメリット・デメリットとは?静岡市の工務店が解説

こんばんは、かおり木工房の宗野です。

静岡市は今日も30度を超える真夏日になりました。この時期、2階の天井近くに手をかざすと、屋根からの熱をはっきり感じます。今日はまさにその「屋根の下の空間」の話、小屋裏収納とロフトについてお話しします。

収納を増やしたい、床面積を有効に使いたいという理由で人気の小屋裏収納とロフトですが、「作ったけれど使っていない」という声が多いのも事実です。何が明暗を分けるのかを、工務店の視点から整理します。

小屋裏収納・ロフトとは

小屋裏収納とは、屋根と天井の間に生まれる空間を収納として活用するものです。ロフトは、部屋の上部を二層に使い、はしごなどで上がる中二階状の空間を指します。どちらも、建築基準法の取り扱いにおいて、天井の高さが1.4メートル以下であることや、下の階の床面積の2分の1未満であることなどの条件を満たすと、床面積に算入されないのが一般的です。つまり、延床面積を増やさずに収納量を増やせる、というのが最大の特徴です。

小屋裏収納・ロフトのメリット

まず、床面積外で大容量の収納が手に入ることです。ひな人形や五月人形、扇風機やストーブ、クリスマス用品、思い出の品。年に数回しか出し入れしない物の置き場所として、小屋裏はうってつけです。季節物が2階の押し入れやクローゼットから小屋裏へ移るだけで、日常の収納には大きな余裕が生まれます。

また、ロフトはお子さんにとって秘密基地のような魅力ある空間になりますし、書斎や趣味のスペースとして使う方もいます。天井の高さを抑えた分、建物の高さ制限が厳しい敷地でも空間を有効活用できます。特に平屋との相性は良く、ワンフロアの暮らしやすさを保ちながら収納量を補えるため、平屋を検討する静岡市のご家族にはよくご提案する組み合わせです。防災用の備蓄品や非常用の水・食料のストック置き場として一角を決めておく、という使い方も、近年はよくご相談いただくようになりました。

デメリットと「使われなくなる」理由

一方で、後悔の声にも共通点があります。一番多いのは、出し入れが億劫になることです。可動式のはしごは上り下りに気を使ううえ、荷物を持ったままの昇降は危険も伴います。年齢を重ねるほどはしごはつらくなり、いつしか「入れたら出さない物置」になってしまう。これが典型的な失敗パターンです。

そしてもうひとつの大敵が夏の暑さです。小屋裏は屋根のすぐ下にあるため、断熱が不十分な家では夏場に非常な高温になります。強い日射を受けた屋根の熱がこもるためで、環境省の熱中症予防情報サイトでも室内の暑さへの注意が呼びかけられているとおり、真夏の小屋裏での長時間の作業は現実的ではありません。暑さで劣化しやすい物は置けず、収納としての使い勝手も大きく下がります。費用面でも、はしごや造作、固定階段を設ければその分のコストが掛かります。

使える小屋裏にするための条件

では、長く使われる小屋裏やロフトにするには何が必要か。第一に、昇降手段です。自治体の取り扱いにもよりますが、可能であれば固定階段を検討する価値は十分にあります。毎日でも上がれる階段があるかどうかで、空間の稼働率はまったく変わります。第二に、照明とコンセント、そして換気の計画です。暗くて空気のこもる空間は、それだけで足が遠のきます。

第三に、これが最も重要ですが、屋根の断熱性能です。小屋裏の暑さは屋根の断熱で決まります。かおり木工房が採用する松尾式の家づくりでは、屋根断熱を厚く強化したG3レベルの断熱と高気密を土台に、全館空調で家全体の空気を循環させます。この性能があると、小屋裏やロフトも居室に近い温度環境に保たれ、夏でも出入りできる、物が傷まない、子どもが安心して遊べる空間になります。逆に言えば、断熱の弱い家に小屋裏収納を付けても、夏に使えない物置がひとつ増えるだけになりかねません。

固定階段とはしご、どちらを選ぶか

昇降手段については、もう少し具体的にお伝えします。可動式のはしごは、使わないときに収納できて場所を取らず、費用も抑えられるのが利点です。その半面、上り下りのたびに掛け金の操作が必要で、両手が荷物で塞がった状態では使えません。段ボールひと箱を抱えて上がることを想像していただくと、稼働率が下がっていく理由がお分かりいただけると思います。

固定階段は、その名のとおり普通の階段で小屋裏へ上がれる形式です。階段分の面積とコストは必要になりますが、荷物を持ったままでも安全に昇降でき、掃除機を持って上がるのも苦になりません。自治体によって小屋裏収納の取り扱いに関する基準は異なるため、計画地のルールを確認しながらの検討になりますが、「長く使い続けられる小屋裏」を目指すなら、固定階段はそれだけの価値がある投資だと私たちは考えています。階段下を収納やトイレに活用すれば、面積のロスも最小限に抑えられます。

収納計画全体の中で位置づける

小屋裏収納は魔法の解決策ではなく、収納計画全体の一部です。毎日使う物は使う場所のそばに、季節物と思い出の品は小屋裏に、という役割分担がはっきりしてはじめて生きてきます。間取りの検討段階で、何をどこにしまうかをご家族で一度書き出してみると、小屋裏に本当に必要な広さも見えてきます。収納は広ければ良いというものではなく、出し入れの頻度に合った場所にあることが何より大切だからです。静岡市・焼津市・藤枝市で家づくりをされる方には、パントリーやファミリークローゼットなどの日常収納とセットで、小屋裏の要否を判断することをおすすめしています。

まとめ

小屋裏収納とロフトは、床面積を増やさずに収納と遊び心を足せる魅力的な空間です。ただし、はしごの昇降と夏の暑さという二つの壁を越えられるかどうかで、使われ続けるか物置と化すかが分かれます。カギは昇降のしやすさと屋根断熱。この二つを設計段階で確保できれば、小屋裏は家の実力を静かに底上げしてくれます。

静岡市・焼津市・藤枝市で収納に強い家づくりをお考えの方は、暮らし全体の収納計画から一緒に考えてみませんか。かおり木工房までお気軽にご相談ください。

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かおり木工房では、静岡市・焼津市・藤枝市を中心に、高気密・高断熱・一種換気+全館空調(松尾式)の注文住宅を手がけています。家づくりに関することは何でもお気軽にご相談ください。

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