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静岡 工務店 窓際 寒い コールドドラフト

窓際が寒い原因とは?静岡市の工務店がコールドドラフトの仕組みを解説

こんばんは、かおり木工房の宗野です。

十月も終わりに入ると、静岡でも朝の空気がぐっと冷たくなります。この時期、まだ暖房を本格的に使うほどではないのに、窓際にいると足元がすうっと寒い、と感じることはないでしょうか。ソファを窓のそばに置いているご家庭では、特に気づきやすいと思います。この現象には、コールドドラフトという名前があります。今日はその仕組みと、対策の考え方についてお話しします。

窓際で起きている空気の動き

部屋の空気は、暖まると軽くなって上に向かい、冷えると重くなって下に向かいます。これは自然の法則で、どの家でも同じように起きています。

冬の窓ガラスは、外の冷たい空気に接していますから、室内側の表面も冷たくなります。その冷たいガラス面に触れた室内の空気は、熱を奪われて冷え、重くなって下へ落ちていきます。落ちた空気は床に沿って部屋の奥へ広がっていきます。これがコールドドラフトです。窓から冷気が入ってきているように感じますが、実際には、室内の空気が窓で冷やされて流れ落ちているのです。

この流れは、すきま風とは別のものです。サッシの気密がきちんと取れていても、ガラス面が冷たければ起こります。「隙間を塞いだのに窓際が寒い」というご相談の多くは、この現象が原因です。

そして、この空気の流れは足元を冷やします。人は足元が冷えると、部屋の温度計が二十度を示していても寒いと感じます。暖房の設定温度を上げても、上のほうの空気が暖まるだけで、窓際から落ちてくる冷たい流れは止まりません。だから、暖房を強めても窓際の寒さはなかなか解消しないのです。

静岡でも窓際の冷えは起こる

静岡は温暖な土地だと言われます。実際、雪が積もることはめったにありませんし、真冬でも日中は穏やかな日が多くあります。ただ、朝の冷え込みは本物です。静岡市の内陸寄りや藤枝市の山側では、冬の朝に氷点下近くまで下がる日もあります。

温暖な地域ほど、窓の性能が後回しにされてきたという事情もあります。アルミサッシに単板ガラス、あるいはアルミと樹脂の複合サッシにペアガラスという仕様の家は、静岡にもたくさんあります。こうした窓は、冬の朝にガラス面や枠が冷たくなり、コールドドラフトが起きやすくなります。

窓の性能は、ガラスとサッシ枠の両方で決まります。ガラスを複層にしても、枠がアルミのままでは、金属が熱を伝えてしまいます。枠が冷たければ、そこでも同じように空気が冷やされます。樹脂サッシや木製サッシが選ばれるのは、この熱の伝わり方が小さいからです。

なぜ結露も一緒に起きるのか

窓際が寒い家では、結露も起きやすくなります。これは偶然ではなく、同じ原因から来ています。

空気は、温度が高いほど多くの水蒸気を含むことができます。冷たいガラス面に接した空気は温度が下がり、含んでいられる水蒸気の量が減ります。あふれた分が水滴になる。これが結露です。つまり、ガラス面が冷たいという一つの原因から、コールドドラフトと結露という二つの現象が同時に出てくるわけです。

結露を放っておくと、サッシの下枠に水がたまり、カーテンやカーテンレール、壁紙、窓台の木部に影響が出ます。カビが出れば、住む人の健康にも関わってきます。窓の性能を上げることは、寒さの問題だけでなく、家の傷みとカビの問題にも効いてくるということです。

いまの家でできることと、根本の対策

すでにお住まいの家で窓際の寒さを和らげる方法として、まずカーテンの使い方があります。丈の長い厚手のカーテンを、窓枠より広く、床に届く長さで掛けると、冷えた空気が室内側に広がるのを遅らせることができます。上部からの空気の回り込みを抑えるために、カーテンボックスやレールの上を塞ぐと、さらに効果が出ます。ハニカム構造のスクリーンのように、空気の層を持つ製品も使われます。

ただし、これらはあくまで緩和策です。ガラスや枠が冷たいという条件そのものは変わっていません。根本的な対策は、窓の断熱性能を上げることです。既存の家であれば、内窓を追加する方法や、窓ごと交換する方法があります。国が進めている住宅の省エネルギー化に関する情報や支援制度については、資源エネルギー庁の省エネポータルで確認できます。

新築の場合は、最初から窓の性能を上げておくのが最も合理的です。私たちかおり木工房は、松尾式の考え方に基づいて、断熱等級で言えばG3水準を目標とした設計を行っています。この水準になると、窓の表面温度が室温に近づきますので、窓際に落ちる冷たい空気そのものが小さくなります。あわせて一種換気と全館空調を組み合わせることで、部屋ごと、場所ごとの温度差を小さく保ちます。

窓際が寒くないということは、窓の近くを使える場所として数えられるということでもあります。窓辺にソファを置く、机を置く、子どもが床に座って遊ぶ。温度差が小さければ、そうした使い方が自然にできます。同じ面積でも、実際に快適に使える範囲が広がるわけです。

大きな窓をあきらめる必要はない

窓が寒さの原因になると聞くと、窓を小さくしたほうがいいのではと思われるかもしれません。ですが、窓には採光、通風、眺望という大切な役割があります。静岡市や焼津市、藤枝市の住宅地では、南側に庭や空間を取れる敷地も多く、そこから入る冬の日差しは暖房の助けにもなります。

大切なのは、窓を減らすことではなく、性能の高い窓を、適切な方角と大きさで計画することです。南の窓は冬の日射を取り込み、夏は軒や庇で日射を遮る。西日の当たる面は大きさを抑えるか、日射を遮る工夫を加える。北の窓は光の質は安定していますが熱は逃げやすいので、大きさと性能を考える。こうした計画と窓の性能がそろって、はじめて明るくて寒くない家になります。

まとめ

窓際の寒さは、隙間から風が入っているのではなく、冷えたガラスと枠に触れた室内の空気が落ちてくることで起きています。だから、暖房を強めても解決しにくく、窓そのものの性能を上げることが答えになります。

いまお住まいの家であれば、カーテンの掛け方や内窓の追加で緩和できます。これから建てる家であれば、窓の性能を最初から高く取ることで、寒さも結露もまとめて抑えられます。静岡市、焼津市、藤枝市で冬の寒さや結露にお悩みの方、これから家づくりを考えている方は、窓まわりの仕様を一度確認してみてください。数字の話が分かりにくければ、遠慮なくご相談いただければと思います。

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かおり木工房では、静岡市・焼津市・藤枝市を中心に、高気密・高断熱・一種換気+全館空調(松尾式)の注文住宅を手がけています。家づくりに関することは何でもお気軽にご相談ください。

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