植栽とシンボルツリーとは?焼津市の工務店が後悔しない選び方を解説
こんばんは、かおり木工房の宗野です。
焼津市は今日も日差しが照りつける一日でした。こんな日は、玄関先に一本でも木があると、その木陰と緑がずいぶん涼しげに感じられるものです。
今日は、家づくりの仕上げとして暮らしの豊かさを大きく左右する、植栽とシンボルツリーについてお話しします。外構や庭の緑は、建物が完成したあとに考えればよいと後回しにされがちですが、実は間取りや窓の位置と一緒に計画すると、家の見え方も暮らしの心地よさもぐっと良くなります。木は家と一緒に育つ家族のような存在です。だからこそ、選び方と付き合い方を知っておきたいところです。
シンボルツリーとは
シンボルツリーとは、家の顔となる場所に植える象徴的な一本の木のことです。玄関わきやリビングの窓の前、庭の中心などに植え、家の外観に彩りと季節感を添えます。何気ない一本ですが、あるとないとでは家の表情がまるで違います。緑があることで建物がやわらかく見え、街並みにもなじみます。国も住まいや街に緑を増やす取り組みを進めており、その意義は国土交通省の都市緑化の情報でも紹介されています。
植栽のメリット
植栽の一つ目のメリットは、外観が豊かになることです。無機質になりがちな建物の外まわりに緑が加わると、季節の移ろいを感じられる温かみのある佇まいになります。二つ目は、窓の外の景色が良くなることです。リビングの窓の先に木があると、室内から緑を眺める贅沢な時間が生まれます。三つ目は、視線をやわらかく遮ることです。道路や隣家からの視線を、塀だけでなく木や低木で自然に和らげられます。四つ目に、夏の日差しをやわらげる効果です。落葉樹を窓の外に植えれば、夏は葉が日差しを遮り、冬は葉が落ちて日光を通してくれます。
植栽のデメリットと手入れ
一方で、植物は生き物ですから、手入れが必要というデメリットがあります。枝が伸びれば剪定が要りますし、落葉樹は秋に大量の落ち葉が出ます。放っておくと隣家に枝葉が越境したり、害虫が発生したりすることもあります。この手入れの手間を負担に感じる方は、少なくありません。焼津市のように潮風の影響を受ける地域では、樹種によって育ちやすさに差が出る点にも注意が必要です。木を植えたはよいものの、手入れが追いつかず持て余してしまうのは避けたいところです。
落葉樹と常緑樹の選び方
樹種選びの基本は、落葉樹と常緑樹の違いを知ることです。落葉樹は春に芽吹き、夏に葉を茂らせ、秋に紅葉して冬に葉を落とす、四季の変化を楽しめる木です。夏の日差しを遮り冬は日を通すため、窓の外の日よけに向きます。反面、落ち葉の掃除は必要です。常緑樹は一年を通して葉があるため、目隠しや生け垣に向き、落ち葉は比較的少なめです。手入れの手間をなるべく減らしたいなら、成長がゆるやかで病害虫に強い樹種を選ぶと管理が楽になります。暮らし方と手入れにかけられる時間を考えて選ぶことが、長く付き合うコツです。
焼津の潮風と樹種えらび
焼津市のように海に近い地域では、潮風の影響を受けやすい点を頭に入れておきたいところです。塩分を含んだ風は、樹種によっては葉が傷んだり枯れたりする原因になります。海に近い立地では、潮風に比較的強い樹種を選ぶと育てやすくなります。また、風の通り道になる場所では、根がしっかり張るまで支柱で支えたり、強風で枝が折れにくい樹形を選んだりする配慮も役立ちます。日当たりや風の当たり方は敷地ごとに違うので、その場所の環境に合った木を選ぶことが、長く元気に育てるコツです。地元の気候をよく知る造園や工務店に相談すると、失敗が少なくなります。
手入れを楽にする工夫
緑のある暮らしを長く楽しむには、手入れの負担をあらかじめ減らす工夫が大切です。成長がゆるやかで、あまり大きくならない樹種を選べば、剪定の回数を抑えられます。落ち葉の掃除が気になるなら、常緑樹を中心にする方法もあります。木の足元を土のままにせず、砂利や下草で覆っておくと、雑草の手入れが楽になります。水やりのための屋外水栓を近くに設けておくと、夏場の水やりも億劫になりません。手をかけられる時間に合わせて計画すれば、緑は負担ではなく、暮らしの楽しみになります。
家の性能と植栽を組み合わせる
工務店の視点でお伝えしたいのは、植栽を家の快適さの一部として計画するという考え方です。かおり木工房では、松尾式のG3断熱と全館空調で、夏の日差しの熱を室内に入れない家づくりをしています。この性能に加えて、南や西の窓の外に落葉樹を配せば、夏はさらに涼しく、冬は暖かい日差しを取り込む、自然の力を借りた快適さが生まれます。木陰は室外機まわりの温度を下げるのにも役立ちます。建物の性能と緑を組み合わせることで、機械だけに頼らない心地よさが実現します。
計画のタイミング
植栽は、建物の設計と同時に考えるのが理想です。木を植えたい場所に合わせて窓の位置を決めたり、根が張るスペースや水やりのための屋外水栓を用意したりと、先に決めておくと後がスムーズです。外構全体の予算の中で、植栽にどのくらいかけるかもあらかじめ考えておくと、無理なく緑のある暮らしを実現できます。
また、木は植えた瞬間が完成ではなく、そこから何年もかけて育っていくものです。数年後にどのくらいの大きさになるかを見越して、隣家や道路、電線との距離に余裕を持たせて植えることが大切です。小さな苗木から育てる楽しみを選ぶのか、ある程度育った木を植えて最初から見栄えを重視するのか、暮らし方や好みによっても選択は変わります。家族の記念樹として一本植え、子どもの成長とともに木も大きくなっていくのを見守るのも、庭のある暮らしならではの喜びです。
まとめ
植栽とシンボルツリーは、家の外観を豊かにし、窓の景色を良くし、視線や日差しをやわらげてくれる、暮らしの心強い味方です。一方で手入れの手間はつきものなので、落葉樹と常緑樹の性質を理解し、管理にかけられる時間に合った樹種を選ぶことが大切です。建物の性能と組み合わせれば、緑はより大きな快適さをもたらしてくれます。
焼津市で緑のある家づくりをお考えの方は、間取りや窓の計画と一緒に、植栽についてもかおり木工房にご相談ください。暮らしに合った一本を一緒に考えます。
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